千歳烏山の餃子てんほう! ガクログ3.7。
千歳烏山駅から餃子てんほう!への通り道にからあげ専門店がある。どうしても店頭の唐揚げがキラキラ輝いて見えて、我慢できなくなってつまみ食いすることに。一口で唐揚げを口の中に放り込んで歩き出したのだが、それがあまりにも美味しくて、またお店に戻って再び頬張る。これを2回ではなく、3回同じことを繰り返してようやく本日のお目当のてんほう!にたどり着いた。何が言いたかったかというと千歳烏山鶏唐揚専賣がとても好きということだ。
餃子てんほう!の店主が神戸の名店「ぼんてん」で餃子作りを学んでお店をオープンさせたのは餃子界では有名な話。そして今でも餃子の皮は神戸から購入しているという。神戸のぼんてんの味がご主人の解釈を通して東京で食べられるのは嬉しい限りである。
メニューも焼き餃子と水餃子、ライスや簡単なツマミのみで潔い。たまに餃子専門店と謳いながら豊富なメニューを提供しちゃってるお店に対して私はいつも”なんだかなー”と不満を持ってしまう。大好きなポテサラや唐揚げを頼んでしまうのだから文句は言えないのだけれども、餃子専門店と謳うならてんほう!のようにストイックにやってもらいたいところだ。
焼き餃子と水餃子を注文。注文すると厨房の中で餃子を包むところからスタート。やっぱりその手間が餃子の味や食感に大きく影響するだろうし、何よりもその心意気が嬉しい。時間がかかるのは当然のことだ。
まずは水餃子が登場。皮が薄くて肉餡が透けていて、なぜか興奮してしまう。食べてみると薄い皮にも関わらず弾力があって、自然と肉餡と一体化している。肉餡はお肉は少なめで野菜中心。キャベツの甘みがよく出ているのが特徴。濃厚な旨みを含んだ餃子なのだが、途中からネギの入ったポン酢につけて食べると適度な酸味が加わって、また違う味わいに。これもまた良い。目の前のお皿はあっという間に空っぽになっていた。
お次は焼き餃子。ぼんてんの形状とよく似ている。こんがりとした焼き目が食欲をそそる。食べてみると皮がサクサクとという音とともに崩れ、ほんのりニンニクの香りが鼻をくすぐる。サクサク→モチモチ→シャキシャキと、いろんな食感が順番に口の中に訪れる。餃子が私の五感を一つずつ刺激してくるのがわかる。それだけでも十分だったのだが、オススメされた酢味噌につけて食べると、さらにコクや奥深さが加わり、カラードレスにお色直しをした花嫁のようにお客さんを二段階で楽しませてくれ、花婿の瓶ビールも幸せそうに寄り添っているのであった。
よく食べてよく飲んだ。これぞ理想の餃子専門店。神戸餃子が恋しくなったらこれからはてんほう!に来ればいいかな。腹パン大満足で帰宅…のはずだったが、案の定、まっすぐ駅に向かって行けるはずもなく、またしても唐揚げ屋さんに吸い込まれていくのであった。最高!
店舗基本情報
店名:餃子てんほう! (ギョウザテンホウ)
電話番号:03-5313-5286
予約:可
アクセス:
千歳烏山駅から250m
住所:東京都世田谷区南烏山6-29-7 徳永ビル 1F
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131809/13023579/
営業時間
11:50~14:00 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:日曜、水曜
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