祖師ヶ谷大蔵の大勝軒。ガクログ3.8。

祖師ヶ谷大蔵の大勝軒。ガクログ3.8。

祖師ヶ谷大蔵駅を降りてウルトラマン商店街をひたすら歩いていく。個人商店が多くて素敵な商店街だ。
途中、木梨サイクルがあったので寄り道。ノリさんは男達の永遠の憧れ。とりあえずキャップを購入した。
そこからさらに先に進んでいくと団地の公園で商工会のお祭りをやっており、赤髪で顔面白塗り、ボーダー服を着たバケモノに遭遇。名前はドナルド。某ハンバーガー屋のマスコットが子供たちと遊んでいた。

色々あったが駅から10分くらい歩いたところに大勝軒は店を構えている。
看板には中華・軽食・つけそばの文字。出前をやっているようだ、店先にはカブが止まっている。
暖簾は高円寺の七面鳥のものと同じところで作られているのだろう。白地に赤で”中華”の文字と真ん中に書かれた縦書きの店名が印象に残る。
町中華好きにはたまらない外見だ。

店内は厨房に向かい合う赤いカウンターにテーブル席が2つ。
頭上に貼られたメニューや壁についている意味のない鏡、ダラダラと流れるテレビなど町中華のマスターピースが揃っている。
内装にしても私が考える理想の町中華に近い!(ゴルゴ13,人間交差点,鬼平犯科帳の漫画があれば完璧だった。)

生姜焼きと炒飯、餃子を注文。食べきれるか少し不安だが、どれも食べたいのだから仕方ない。こうなることを予想して事前にソルマックをぶち込んである。いざとなれば食後の追いキャベジンでどうにでもなる。ビフォソル、アフキャベ作戦。(before ソルマック,after キャベジン)

待っている間も厨房の中で五徳と中華なべがぶつかり合う音、麺を湯切りする音、ネギを刻む音、お皿を洗う音がオーケストラのように一つのメロディーを奏でており、心地よく脳内に鳴り響く。この名曲を収録したCDをが欲しい。
このお店の焼き場はお母さんが担当しており、ラーメンがお父さん。息子さんは出前担当のようだ。
炒飯はお母さんの超絶テクにより、弧を描くように中華鍋から美しく宙を舞う。3分ほど炒めて出来上がりだ。


炒飯:600円

具材は焼豚、ナルト、ねぎ、卵の超ベーシック。
全体的に大きめに刻まれた具材のおかげで食感と味にメリハリがある。
うまい。レンゲが止まらずノンストップで食べきってしまった。


生姜焼き単品:550円

続いて生姜焼き。
これは生姜焼きと呼んで良いのだろうか。
がっちり味の染み込んだ硬めの衣を纏っており、どちらかというと排骨とか揚げ肉の部類に近い。
かなりオイリーではあるが、噛むたびにジュワッと溢れる肉汁が劇的ににうまい。
ビールのお供には最高のパートナーだ。


餃子:300円

最後に餃子。
この完璧と呼べるまで美しい焼き目の餃子はお父さんが担当していた。
大勝軒と掠れた文字で書かれたお皿もシンプルでかっこいい。
11回も織り込まれたヒダは今まで見た中でもトップクラスの美しさ。渋谷の幸楽の美しいヒダを彷彿させる。
油断してかぶり付くと、油を多めに含んだ熱々の餡から肉汁がピューと飛び出してくるほどジューシー。
下味がしっかりついた餡には酢コショウで食べるのがちょうど良い。

こんなおいしい餃子が300円なんて信じられない。。。

さすが大勝軒。改めて恐れ入りました。全部激烈にうまかった。
全体的にオイリーで濃い味なので、昼から中華を食べながら瓶ビールを飲むには最高のお店だ。
この日は忙しそうだったので話しかけられなかったが、今度は平日のお昼に行って色々話してみたい。
その時は店の名物メニューのつけそばと隠れた人気メニューの唐揚げを食べようっと。ポケットにキャベジンを忍ばせて。


店舗基本情報
店名:大勝軒 (たいしょうけん)
電話番号:03-3484-2484
予約可否 :予約不可
アクセス:
小田急線祖師ヶ谷大蔵下車。ウルトラマン商店街を北上し、右側に東京都住宅供給公社祖師谷団地を越えて、100m程度進んだ右側。
祖師ケ谷大蔵駅から775m

住所:東京都世田谷区祖師谷5-1-29
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131814/13039891/
営業時間
11:00~20:00
日曜営業

定休日
水曜

ガクログ,餃子,中華,うまい,おいしい,美味しい,おすすめ,人気,大人気,最強,激うま,町中華,ちょっとてい, いっすんてい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。