日暮里の一寸亭。ガクログ3.9。

この日は妊婦の友人が散歩がしたいということで谷根千に一緒に行くことにした。
妊婦は安静にしているのが一番だと思っていたのだが、程よい運動が必要だという。
平日散歩に付き合ってくれる人なんて無職の私くらいしかいるはずもなく、消去法で誘ってくれたようだ。有難い。

谷根千と聞いた瞬間、普通の人なら”夕焼けだんだん”を思い浮かべるだろう、だが、私は違う。一寸亭だ！！大好きな町中華の一つ。
巧みなトークで妊婦の食べたいものをさりげなく中華に誘導することに成功し、お店へ直行した。
一寸亭とシンプルに書かれた暖簾がかっこいい。もう店先から美味しいオーラが漂っている。
13時だったこともあり、お店には4名ほどの列ができていたが、10分ほどで店内に案内してもらった。
厨房と向かい合いのカウンターにテーブルと小上がりがあり、全部で20席ちょっと。テーブルが赤かったら更に良かったのだが、お店の内装は私の考える町中華の理想に近い。

そして何より床のヌルヌル具合が堪らない。都内でも屈指のヌルヌル具合。代々木上原の大勝軒や豊洲の永利の床も強烈だが、それを超えているかもしれない。妊婦が滑らないか心配ではあったが、私のテンションは上がる一方だ。

瓶ビールをアサヒとキリンクラシックラガーから選べるのところも嬉しい。

餃子:530円

まずは餃子が登場。
焼き目を頻繁に確認しながら完成のタイミングを見極めているので、いつ来ても最高の焼き上がりだ。
餃子は一度茹でてから鉄鍋で焼いているので上部はヘンニョリ、底はカリカリ。この食感が堪らなくうまい。
餡は少し荒く刻まれたお肉中心の餡がしっかりと練りこまれており、食べた瞬間に肉汁がジュワー溢れ出る。
下味は強めでニラの香りと胡椒のパンチがたまらない。ニンニクもほんのり効いている。
私の大好きな超絶おすすめ餃子。家庭的な餃子と表現するのが一番しっくりくるかな。

炒飯:730円

炒飯はナルトが多めに使われていて、色合いが美しい。
程よい塩気の正統派炒飯。
途中からラー油をかけて食べるのが個人的にはお気に入り。

キクラゲ卵肉炒め:1,000円

タケノコのしんなり感と卵のふわっと感を両方うまく残しているキクラゲ卵豚肉炒めはお店の技術がよくわかる一品。
こちらも胡椒がよく効いていてうまい。ビールにとてもよく合う。

腹パン大満足で退店。やはり一寸亭は最高の町中華だ。いつ行っても感動的。
お父さんとそっくりな息子さんも既に働いているので後継問題も大丈夫そうだ。これから半世紀通い続けたいお店。
今度こそ、名物のもやしそば食べよっと。

ps.妊婦さんは店を出た瞬間にトイレが綺麗だったと絶賛していた。第一声がトイレかーい。

店舗基本情報
店名：一寸亭 （チョットテイ）
電話番号：03-3823-7990
予約可否 ：予約不可
アクセス:
JR日暮里駅から徒歩8分程度、夕焼けだんだんを降りて谷中銀座の途中左の路地
千駄木駅から317m

住所：京都台東区谷中3-11-7
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13062121/
営業時間
11:30～21:30
日曜営業

定休日
火曜

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