三軒茶屋の新華楼。ガクログ3.7。

三軒茶屋の新華楼。ガクログ3.7。

そのお店のすぐ隣には電車が走っていて、お店に行くには踏切を渡らなくてはいけない。小さい時からの癖で踏切を渡る時に足元の線路の溝が怖くて、ついつい下を向いて歩いてしまう。もしこの溝に足が挟まり、足が抜けなくなって、タイミング悪く電車が来てしまったら…と想像してしまうとゾクゾクする。なんて厄介な想像力だ。この日も足元に注意して慎重に溝を避けるように一歩ずつ足を進め、無事にお店にたどり着いた。

いつも通り餃子と瓶ビール、エビ焼き飯を注文。この3つさえ揃っていれば私は幸せだと思いながらも、料理が出てくるまでメニューを眺めていると美味しそうな炒め物がたくさん並んでいることに気が付いた。ようし、今日は追加で中華味噌肉うま煮も頼んでみよう。豪華なランチタイムのスタートだ。

金縁付きのお皿に貫禄のある餃子が6つ。石原軍団を彷彿させる威風堂々としたイケメン餃子だ。一番焼きが甘い右から石原良純、峰竜太、神田正輝、舘ひろし、渡哲也、石原裕次郎といったところだろう。薄皮の中にミンチされよく練り込まれたお肉とキャベツとニラ。見た目からは想像できないふんわりした食感でニンニクの香りもちょうど良い。口の中で旨味が踊るおいしい餃子。

エビ焼き飯は味付けと火入れが絶妙。ファンが多いのも納得。町中華では味が濃すぎる薄すぎるとかベタベタだったりすることが多いが、新華楼の焼き飯は一枚も二枚もうわて。うま煮も濃すぎることなくおつまみとして100点満点であった。

最高においしかったのだが、調子に乗って頼み過ぎたこともあり、お店を出ることにはズボンのボタンを外さないと苦しいほどにお腹いっぱいだった。また食べ過ぎてしまった…。歩くのもつらく、前かがみになると食べたもの全て吐いてしまいそうだ。そんな状況で踏切を渡らなくてはならない。下を見ないと線路の溝の恐怖、上を見ないと嘔吐の危険。背筋をピンと伸ばしながら、アゴを首の可動域限界まで引いて目線を足元に落としてゆっくり一歩ずつ。まるでペンギンの赤ちゃんようなヨチヨチとした無様な歩き方だっただろう。線路の溝に対してここまで想像力を持てるのであれば、自分のお腹のキャパシティに対しても同様のそれを持てれば良かったのに!


店舗基本情報
店名:新華楼
電話番号:03-3421-7845
予約可否 :予約可
アクセス:
三軒茶屋駅から徒歩3分
住所:東京都世田谷区太子堂4-4-10
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13062327/
営業時間
11:00~14:30
17:45~20:30
定休日:水曜日、日曜日

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