祐天寺のおぐにちゃん。ガクログ3.0。

この日はメリークリスマスの日！独身無職にとっては何の関係もない。
祐天寺を散歩していると雰囲気の良いお店を発見した。この渋い外観を見たら素通りできるはずがない。
店主の名前が小國だからお店の名前はおぐにちゃん。シンプルでいい名前。店内にはお客さんがちらほら。みんな瓶ビールで晩酌している様子。それならばと、私も場に合わせてビールと餃子、茄子と豚肉の味噌炒めを注文した。

お店の構造的に少し声が通りづらいので、おぐにちゃんには大きな声ではっきりメニューを伝えてあげましょう。また1人で切り盛りされてるので料理をカウンターに取りに行ったり、食器を下げたりして手伝ってあげるのが良さそう。
店内にいるお客さんはみんなテレビのM1グランプリに釘付けだった。5組目すゑひろがりずと6組目の見取り図が終わり、7組目のミルクボーイが漫才を始めた時、おぐにちゃんが厨房から出てきた。おぐにちゃんもM1見たいんだなぁと思ったのだが、おぐにちゃんの右手にリモコンが見えた。そしてその腕を上げた。まさか…。音をあげるんだよね、そうだよね。次の瞬間、画面はM1グランプリから越前蟹漁師のドキュメンタリーに変えられた。M1の華々しい世界から雪国の越前蟹漁師の厳しい生活という真逆の世界へ。M1を見ていたお客さんはみんな笑顔を失い、視線をスマホに移すのであった。おぐにちゃんだけ料理作っててM1見れないの嫌だったんだよね。おぐにちゃんごめんね仲間はずれにしちゃって。

その五分後に餃子が到着。おぐにちゃんの餃子は大ぶりで焼き目がお見事。ヒダも7つ均一に織り込まれている。包みと焼きの技術の高さが伺える。食べてみると皮のサクッとした食感の後に肉餡がぷりぷりに詰まっていてボリューミー。野菜から少し酸味がするのが気になるところ。お醤油とラー油、お酢のフルセットで完食。

次に出てきた豚肉とナスの味噌焼は迫力のある見た目。最初どんな味か少し心配になったのだが、食べてみたらおいしくてびっくり。恐ろしいほど濃厚なのだが、癖になる味付け。もはやと茄子と豚肉の味など全く感じないのだが、なんかおいしい。箸とビールが止まらず、すぐに完食。
最後は食器をカウンターまで片付けてごちそうさま。

オシャレ化が進む祐天寺にある貴重な町中華。こういうお店がある街がやっぱり好きだなぁ。

ps. ちょうどおぐにちゃんがチャンネルを変えたミルクボーイが優勝したんかーい。あーめん！

店舗基本情報
店名：中華おぐにちゃん
電話番号：03-3791-1464
予約可否 ：不可
アクセス:
祐天寺駅から256m
住所：東京都目黒区祐天寺2-5-2
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13119059/
営業時間
11:00～14:00
17:00〜20:00
定休日:月曜日・木曜日・日曜日

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