吉祥寺のみんみん。ガクログ3.7。

吉祥寺のみんみん。ガクログ3.7。

吉祥寺のハモニカ横丁にみんみんはある。
狭い路地の中でいつも行列ができている。
吉祥寺の行列といえばサトーのメンチカツだが、みんみんの列はそこまで長くない。

私が幼稚園児の頃、母と吉祥寺を訪れる度にサトーの行列を目にしていた。
一体、なんでみんなが並んでいるのかさっぱりわからなかったので、母に行列の理由を聞いたことがある。
母はこう答えた。「メンチカツを無料で配っているのよ」と。
今覚えばそんなはずはないのだが、私は高校生になるまでその列を無料で配っているメンチカツの列だと思い込んでいた。
おかげで高校の部活帰りに一緒に並んだ友人に嘘つき呼ばわりされてメンチカツを奢らされたのであった。
母よ、なぜそんな無意味なくだらない嘘をついたんだ。

店頭ではガラス越しに黙々と餃子を包んでいる姿を見ることができる。
私があまりにも目の前で凝視していたので、包んでいる女性も集中できなくなってしまったようで、笑顔でしっしっとやられてしまった。なんとも微笑ましい光景だ。
店内は厨房に向かったカウンター8席、4人がけテーブルが3つほどとかなりこじんまりしている。
それに対して店員さんが6人ほど働いている。
ずっと店員さんを見ていたのだが、6人のうち手を動かしているのは3人ほどだった。笑
そしてホールの男性の方も私がいる間に注文ミスを少なくとも5回ほど繰り返していた。それもご愛嬌だ。
炒飯と餃子を注文。


餃子は大きめサイズのものが5つ。
目の前でまずは5分ほど茹で焼きした後に、油を入れて焼き上げるスタイル。
手作りのモッチモチの皮はかなり分厚い部類ではあるが、ラーメンのスープで茹で焼きしているので皮にほんのり味が付いており、全くもっさり感がない。噛めば噛むほど美味しい。
かなりたっぷりと包まれている肉餡は野菜多めで甘みが強く出ている。薬味も良い働きをしている。
皮のもちもちカリカリ感と餡のねっとり感が口の中で絡まり、最高に美味しい。
何もつけなくても十分美味しいので、味を確かめながら調味料を作っていくのが良いだろう。

続いては名物あさり炒飯。
あさり炒飯と聞くと少し癖が強く感じて敬遠されてしまいそうだが、これがめちゃくちゃうまい。
あさりから出る海鮮の出汁とナルトのような弾力のある食感がたまらなくうまい。
ナルトではなく、あさりを使っている理由がよくわかる。
濃すぎず、薄すぎずの絶妙な味付けで、飽きてくるタイミングで横に添えてある搾菜を一緒に食べることで最後まで美味しくいただける。
みんみんに来たら絶対に食べるべき一品だ。

私が食べている間も絶え間なくお持ち帰りの餃子を注文する人、列に並ぶ人が伸びていた。
我が地元・吉祥寺が誇る最高の中華料理だ。


店舗基本情報
店名: みんみん
電話番号:0422-22-5015
予約可否 :不可
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-9
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13015935/
営業時間
[金~水] 11:00~21:00
定休日
木曜日

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