荻窪の中華屋啓ちゃん。ガクログ3.4。

荻窪の中華屋啓ちゃん。ガクログ3.4。


啓ちゃんはずーっと行きたかったお店の一つで、友人と昼飲みする一発目のお店で行くことができた。
店主の幸田啓さんは以前紹介した尚チャンラーメンで4年半修行した後にこちらのお店をオープンしたという。
お店は古い民家を改装しており、1階が中華、2階がBarスペースとなっており、ともに幸田啓さんのお店だ。2階で出しているカレーも大人気で遠方から駆けつける人も多くいるという。

啓ちゃんの名物はやはりきくらげ卵、生姜焼きだろう。
これは修行先の尚チャンラーメンと同じ名物メニューだ。
ただ修行先のメニューをそのまま作っているわけではなく、荻窪という場所に合わせて調味料を加えているという。
その心意気がかっこいい。関東と関西でだしの好みが異なるように、中華の好みも変わるということだ。
danchuや嵐にしやがれで特集を組まれるのも良くわかる。
友人とチビチビやろうということで餃子と炒飯、きくらげ卵、ビールを注文。

中野富士見町の尚チャンラーメン。ガクログ3.3。

2019年1月12日


炒飯:700円

まずは炒飯が到着。
普通盛りなのだが、量が多く脇に添えてある紅生姜が美しい。
炒飯に紅生姜が付いているのは個人的には大好きで、銀座亭と見た目が似ている。
具材は卵とネギとほんの少し紛れ込んできた焼豚くらいであるが、味がしっかりしているので食べ応えがある。
私はかなり好みの炒飯であった。
一人で来るときはきくらげ卵と半炒飯くらいがちょうど良さそうだ。
炒飯のスープを2人分出してくれるところに町中華ならではの気遣いを感じる。



餃子(6個):400円

真っ黒の餃子が到着。
あれ、事前に見ていたものはこんな丸焦げではなかったのに。。。焼きムラも激しい。
お皿も私があまり好きではない調味料と一体型のタイプであった。
洗い物が減るという部分では大きな利点ではあると思うが、お皿と餃子のバランスが悪く、見た目が良くない。
また調味料がどうしても溢れやすく、餃子に染みてしまうのもこのお皿の残念な点だ。
気を取り直して食べてみると肉餡は肉と野菜が半々くらいで豚肉の弾力が残っている。
町中華では結構ミンチされて歯ごたえのない餃子が多いのだが、啓ちゃんは肉の歯ごたえを残している。
しっかり味が付いているので酢胡椒くらいで食べるのが良いかもしれない。

今回は焦げが邪魔してしまっていたが、肉餡は美味しかったので次回また挑戦してみようと思う。

炒飯と餃子を食べ終わってきくらげ卵を待っていたのだが、なかなか出てこない。
おかしいなと思って聞いてみたらそもそも食券を買っていなかったみたいだ。
外に待ちのお客さんがちらほらいたのでこの日は諦めて店を出ることにした。
残念なことに名物を食べ損なってしまった。痛恨のミスだ。

啓ちゃんは尚チャンラーメンのDNAを引き継ぐ町中華のニューウェーブだ。
少しづつ消えていく町中華に新たな風を吹き込んで欲しい。
ついつい応援したくなる荻窪の宝だ。


店舗基本情報
店名:中華屋 啓ちゃん
電話番号:03-3392-0805
予約可否 :不可
住所:東京都杉並区天沼3-31-35
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13129223/
営業時間
[火~土] 11:30~23:00
[日] 11:30~22:00
日曜営業
定休日
月曜日

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