板橋の龍王。ガクログ3.3。

この日は板橋にできたTokyo Ale Works(トーキョーエールワークス)の醸造体験をしに板橋まで来た。
酒税法の関係で一般人はビールの醸造が許されていないのだが、ここでは品質管理から法的な手続きを含めてサポートをしてもらいながら２０Lほどのビールを作ることができる。
ビールを本当に１から作るので所要時間としては６時間ほどかかるのだが、そのビールが出来上がって飲む瞬間は格別だ。
予約がかなり難易度が高いのだが、ぜひ行って見て欲しい。

そんな東京エールワークスがある板橋といえば、少し前からしっとり系炒飯で有名になっている。
一番有名なのは丸鶴だろう。確か城咲仁のご実家だったような。。。
新宿で活躍した伝説的ホストの実家が板橋の町中華のお店なんて何かロマンを感じる。
この日はそんな丸鶴を外してこちらの龍王に来た。外したと言うか近くにあったのが龍王であった。

お店は５０人ほどのキャパがあり、想像以上に大きかった。
個人的にはテーブルにひかれたイチゴ柄のクロスがツボだった。
なんで中華なのにイチゴちゃんのクロスなのだろうか。
私が小さい時、うちの実家は私の希望でケロケロケロッピーのテーブルクロスがひかれていた。
当時野菜を食べれなかった私は残した人参や玉ねぎをケロッピーの下にこっそり隠していた。
異臭騒ぎの後に目敏い姉に野菜を発見されて万事休す。ケロッピーは翌日からいなくなり、透明のビニールクロスがひかれたのであった。
そんなことはどうでもいいが、町中華にしては珍しいテーブルクロスのチョイスに少し嬉しくなった。

疲れていたのでとりあえず餃子とビールで乾杯。
少し大ぶりな見た目の餃子は艶やかで美しく、ヒダも綺麗に織り込まれている。
餡は野菜中心なので口当たりが軽くジューシー。
味付けはかなーりあっさりしている。かなり。
そのため、調味料は必須だ！

お次は炒飯。
板橋名物のしっとり炒飯の実力は如何に！
見た目からかなり美味しそうではないか。なんて美しいんだ。。。
ラードが大量投入されているせいか、テカテカしていてなかなか冷めない。
具材は焼豚と卵のみの超ベーシックスタイル。
程よい塩気とラード、ごま油の香りがたまらなく旨い。
炒飯目当てにまた再訪したいと思う板橋の名店であった。