かつてこのお店に行くために環七通りの転回禁止の高円寺駅前交差点でUターンをしたことがある。その瞬間警察官が現れてあっさり違反切符を切られてしまった。その悲劇に追い打ちをかけるようにお店は閉まっていた。まさに泣きっ面に蜂。そんな魂のUターンで違反切符をもらってでも行きたいお店が1963年創業の本格手打麺の十八番(オハコ)だ。
お店はオレンジ色の看板が道路からよく目立つ。孟宗竹を使用した手打ち麺がウリで外観から全力でアピールしてくる。暖簾をくぐると店内は熱気に包まれていた。厨房には男性2名に女性1名。女性のキティちゃんのエプロンが可愛い。
突然ですが、みなさんに質問です。
あなたは餃子の皮が手伸ばしか、そうでないか見分けられますか?また、どうやって見分けますか?
先に正解を言うと十八番の餃子は手伸ばしです。十八番の餃子は見た瞬間わかるとてもわかりやすい例です。
さあ、それはなぜでしょう?
特徴として焼き目のキメの細かさに注目です。おせんべいのようなキメの細かい焼き目は手作りの証。一方で部分焼けしやすいのが市販の仕入れた皮です。他にも見分け方はいっぱいあるのですが、一番わかりやすいのは焼き目の種類を見ることでしょう。ためになったねぇ〜。
それではその点に注意して十八番の餃子を見てみましょう!
餃子の焼き目は手打ち特有のキメの細かさ。こんな美しい餃子はなかなかお目にかかれない。一度茹でてから焼いている。それに耐えうる包みの丁寧さ。隙間なくぴっちりと接着されている。もうこれはあれだ。神様からのギフトだ。歯切れのよく香ばしい皮。肉餡は一切の空気の混入も許すまいとパンパンに包まれている。肉餡は肉汁じゅわっと言うよりもどっしりとしていて甘みが特徴的。キャベツが良い味を出している。無闇矢鱈に調味料を使わないシンプルな味付けで素材の味が引き立っていた。最後はラーメンのスープとマリアージュ。これがまた合うんだよなぁ。
ラーメンも格別。透き通ったあっさりしたスープ。そこになめらかでコシのある手揉み麺。こういう素朴なラーメンたまに無性に食べたくなる。
腹パンでごちそうさま。幸せとはこのこと。
また魂のUターンで十八番に行こうっと。
ちなみに私の十八番はマツケンサンバⅡ 。いつかインスタライブで歌えるといいなぁ。←これ二回目。
店舗基本情報
店名:十八番 (オハコ)
電話番号:03-3338-8179
予約可否 :不可
住所: 東京都中野区大和町2-2-2
アクセス:野方駅から563m
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13039889/
営業時間
11:00~15:00/17:00~20:30
定休日
火曜日・水曜日
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