三鷹のらーめんぺぺ。ガクログ3.4。

三鷹のらーめんぺぺ。ガクログ3.4。

怪中華。この謎の多いお店にはそんなネーミングが似合う。

この怪中華は三鷹駅から徒歩15分以上歩いたところにある。
ぱっと見、誰もお店だと思わないだろう。工事現場に建てられた仮設事務所のような雰囲気。
看板も暖簾も出していない。
その上、なぜか窓には紫色の遮光カーテンが引かれており、中の様子すら見ることができない。

お店のドアにかけられた”営業中”の札を見るしか営業を確認する方法はないのだ。

こんな商売っ気がないお店見たことない。
三田の名前のない餃子屋でさえ暖簾かけているのに。謎すぎる。
完全にカタギのやるお店ではない。そんな噂が流れている。
外見だけで圧倒されるのである。
写真は夜だと暗すぎて何も見えないのでお昼の写真も一緒に。ちなみにどちらも営業中。

そして更に謎なのは夜の営業時間。
ネットでは夜の営業時間は21:30からになっているが、何度行っても営業していないことがほとんど。
かなり気まぐれ営業で、お母さん曰く最近は23:30オープンくらいになっちゃうとのこと。
お客さんがいなくなったら閉めちゃうけど大体1時頃まで営業しているらしい。
23:30-翌1:00。何という営業時間。
お昼は12:00~13:30なので一日通して3時間しか営業していない。
もはや幻。謎は深まるばかり。

この日は深夜0:30にお店を通りがかったら、かすかな明かりがお店から漏れていたので行ってみることに。
そんな時間にも関わらず、お店は8割ほど埋まっていた。時には深夜に行列を作るほどの人気店なのだ。
何ならここで食べているお客さん達も謎だ。


テレビはブラウン管のVHSビデオ付きテレビ。これまだ使えるのかい。
正方形の画面のため、映像の端がほとんど切れてしまっている。
本棚にはこち亀が並ぶ。これはなぜか綺麗に1巻から揃えられている。
この本棚の隣のシンクが何とも言えない味を出している。。

お父さんは普段からキャップを深くかぶってほとんど背中を向けたままコンロに向かっている。
お昼も含めると何度か行っているのだが、いまだにお父さんの顔を見たことがない。
これもぺぺはカタギの店ではないのではないかという噂が立つ理由の一つだ。

ぺぺのオススメはぺぺらーめんと言いたいのだが、個人的に餃子と生姜焼き定食がオススメ。
常連さんはだいたいラーメンではなく定食を注文する。炒め物はどれを食べても美味しいが、中でも生姜焼きが一番好き。
餃子は夜のみでランチはやってない。たまーに土曜のランチでも出すことがあるらしい。
豚バラ肉を濃いめの味付けで炒めており、ご飯がかなり進む。
山盛りにされた千切りキャベツもシャキシャキでめちゃくちゃうまい。

餃子は黒い角皿にびっしり整列して登場する。
とても薄い。こんな形状の餃子は初めて。ぺちゃんこ餃子。
最初見たときは餃子のiPhoneケースが出てきたかと思った。
餃子の形まで謎だ。

食べてみると皮の焼き目が香ばしくて美味しい。
なるほど、底面ではなく側面を焼いているから焼き目の範囲が広いのか!
肉汁はないのだが、野菜が多めの餃子でシャキシャキとした食感が残る。
定食が結構ボリューミーなのでこれくらいの軽さがちょうど良い。

味付けは薄めなので酢コショウで調整。

ぺぺはこのように謎だらけの怪中華なのだが、帰る頃にはいつも大満足させてくれる素敵なお店。
ぺぺの味も雰囲気も大好きだ。こういうお店があるから町中華巡りはやめられない。
いつまでも謎深きお店でいてほしい。
そしていつかお父さんとお母さんにインタビューしたい!

 

 


店舗基本情報
店名:らーめん ぺぺ
電話番号:非公開
予約可否 :予約不可
アクセス:
JR三鷹駅 徒歩16分(1.3km)
住所:東京都三鷹市下連雀7-16-10
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13110948/
営業時間
12:00~13:30
22:30~翌1:00
(夜はかなり気まぐれ営業で23:30〜くらいのときが多い。)
定休日
日曜

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