錦糸町の菜苑。ガクログ3.6。
レバニラが猛烈に食べたい。
私は年に3回ほどレバニラへの激しい欲求が爆発することがある。
この日は今年に入ってから2回目のそのレバニラ欲求が爆発したのであった。
普段ならマイ・ベスト・オブ・レバニラの”自由が丘にある寿福”に直行するのだが、この日はやけにお腹が空いており、ビールとではなく丼ぶりご飯とガツンとかきこみたい気分だった。
そうだ、それなら菜苑の純レバ丼を食べに行こう。
そう思い立った瞬間、門前仲町からタクシーに乗り込んで錦糸町に向かった。
菜苑は錦糸町の駅からだと歩くと10分ほど。黄色い看板が可愛いね。
少し遠いのだが、お店はいつも大繁盛している。
もともと人気だったが、孤独のグルメに出てからさらに人気に拍車がかかっている。
20時頃だったにも関わらず、運良く席が空いていてすぐに座ることができた。
テーブル席なしの厨房を囲むカウンターと3席ほどの厨房に背を向けて食べるカウンターのみ。
絶対に厨房を囲むカウンターに座ることをオススメする。
なぜなら厨房から料理に対する真剣さや情熱をビンビンと感じることができるからだ。
その殺気にも似た厨房の緊張感は梁山泊や銀座亭、赤坂珉珉のそれに似ている。
その緊張感がカウンター席にも伝染し、食べているお客さん自身も料理に真剣に向かい合うことができるのだ。
厨房から聞こえてくるゴトンゴトン、シャアシャアという音や料理人の真剣な表情、洗練された動きを目の当たりにすると、友人と一緒に来ているお客さんは話すのをやめて、1人で来ているお客さんはそっとスマートホンを閉じ、自然に料理と真剣に向かい合うことができるのだ。
そんなお店全体に漂う緊張感がこのお店を更なる新境地に導いているのかもしれない。
もちろん私はお店の名物である純レバ丼と餃子を注文。友人は炒飯。
見て欲しいこの圧倒的なビジュアルを。
初めてドラゴンボールでブロリーを見たときの衝撃に似ている。いや、巨人にガルベスという、いかにも強そうな黒人投手が移籍してきた感覚。こんなん強いに決まってるじゃん。。。
いかにも味が濃そうな茶色のタレにフヨフヨなレバーがたっぷり。その上にこれでもかとネギが山積みにされている。真っ白なご飯がすこーしだけ顔を出している。こんなのうまいに決まってるじゃないか。
味は説明するまでもない。エグい。エグすぎるうまさ。この甘辛い味付けは反則技。
新鮮なレバーは臭みがなくうまい。ネギのシャキシャキとした歯ごたえがたまらない。
ご飯が進まないはずがない。レバーとネギの量に対して白米が全く足りない。なんとも贅沢な悩みなんだ。
最後は孤独のグルメで五郎さんがやっていたようにグチャグチャと混ぜて食べる。もう最高の一言。
このヤンチャ飯がうますぎて、呼吸をするのを忘れてしまわないように注意が必要だ。
この純レバに顔を突っ伏して窒息死できたらそれはそれで本望なのだが。
餃子もうまい。
パリッと香ばしく焼き上げられモチモチとした食感。
かぶりつくと中からニンニクの香りが勢い良く立ち昇る。
餡は野菜多目の肉餡でザクっと粗め。うまい!ビールに合う!
これぞ町中華の餃子だ!
純レバ丼だけはないぞ、菜苑は!
ただ純レバ丼食べる前に食べないとちゃんと味わえないかもしれない。
菜苑あるあるは純レバ丼のインパクトが強すぎて餃子の味を忘れてしまうのだ。
そして実は菜苑は炒飯も美味しいので試してみてほしい。
ちょっと全体的に右寄りなのは置いておいてこのお米のしっとり感と焼豚のゴロゴロ感は美味しい証拠。
案の定、焼豚が味のベースとなっていて、お米一粒一粒がしっかり炒められているのがよくわかる。
胡椒のパンチもいいね。ラードのキックも最高。おまけに焼豚のアッパー。レベル高すぎ!
そんなこんなで何を食べてもおいしい菜苑。腹パン大満足で退店。
あと今年1回訪れるであろうレバニラへの欲求は菜苑か寿福どちらで押さえつけるのであろうか。どちらも楽しみだ!
菜苑は大好きなお店の一つ。
昔から気になっていることなのだが、このお店にはいつも必ず1人手を動かすことなく腕を組んで厨房と客席を見張っている店員さんがいる。
ボスなのかな?怖すぎて話しかけられないのだが、いつも気になっているところ。
店舗基本情報
店名:菜苑 (サイエン)
電話番号:03-3637-9529
予約可否 :予約不可
アクセス:
錦糸町駅から、徒歩12分(1.0km)
亀戸駅から、徒歩12分(1.0km)
住所:東京都江東区亀戸3-1-8
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13018014/
営業時間
11:30~14:30頃 (売切れ次第準備中)
17:00~翌1:30頃 (売切れ次第終了)
定休日
日曜日・第4月曜日
ガクログ,餃子,中華,うまい,おいしい,美味しい,おすすめ,人気,大人気,最強,激うま,町中華
コメントを残す