代田橋の代一元本店。ガクログ3.9。

代田橋の代一元本店。ガクログ3.9。

この日は昭和56年創業で約40年続く代一元グループの総本山へ。一時は20店舗近くまで広がった代一元グループの全てが始まった場所だと思うとロマンを感じずにはいられない。(今は7軒ほど。)

お店は代田橋駅から少し歩いたところにあるのだが、隣にある奇抜な建物がいつも気になってしまう。何かジブリの映画にでも出てきそうな生物にも似たその建物は私たちが気付かない間にじわりじわりと動いているような気がするのだ。そのうち代一元に覆い被さるように吸収してしまうのではないだろうかと。そんな悲劇が起こらないように私はいつもその建物から代一元の距離が変わっていないか確かめながらお店に向かうのであった。大丈夫、今日も変わってない85歩だ。

店内は綺麗でおしゃれな空間。町中華の総本山と聞いて貫禄のある店内をイメージしてお店に入ると、拍子抜けしてしまうだろう。代一元本店は改装を経て、洗練されたモダンな空間に生まれ変わったのだ。その改装に関しては、これからあと50年続ける決意宣言のような気もして嬉しいような少し寂しいような。
テーブルの上には醤油、酢、ラー油、胡椒の基本セットの他に業務用の餃子たれが置いてある。これ本当に必要なのかな。この醤油とラー油一体型のやつって必ず手が汚れるし、切り取った袋の端っこが散らかるんだよなぁ。多分結構端っこ食べちゃってる気がする。なんか新しい入れ物開発したいな。そんなことを考えていると餃子のタレの中に呼び出しボタンが埋もれていることに気付いた。さっき普通にすみませーんって呼んじゃったよごめんなさい店員さん。

料理を待っている間に中国帰りの友人にレンゲの正しい持ち方を教わった。持ち手の一番先にまっすぐ指を入れて持つのが本場では正しいらしい。こんな持ち方をしている中国人を見たことがなかったけど、へぇ〜と適当に相槌を打って話を流した。
瓶ビールはアサヒでグラスまでギンギンに冷えてやがるのはさすが代一元総本山!

まずは謎にミニサイズを二種類頼んだミニ天津飯と半炒飯登場。2つ並ぶとまるでおっぱいを眺めているような幸せな気分。特に天津飯は塩ベースのあんかけとトロトロの卵が濃厚接触気味だが異常なうまさ。後でこのタレに餃子をくぐらせてもうまそうだから取っておこう。餃子と天津飯のコラボ。チャオズとテンさん。この行為は中華界のドドンパだ。

餃子は粗切りされたお肉と野菜の食感が良い。ほどよく滲み出る肉汁も中華スープのようにコクがある。これぞ代一元グループ総本山の味。暖簾分けされたお店それぞれにおいしいメニューがあるのだが、餃子が特においしいのはここと山下店。最後の一つに先ほどの天津飯のタレをたっぷりつけて食べる。最高の幸せじゃないか。と思ったら食いしん坊の友人が天津飯のタレを残さず食べきっていた。

水餃子はたっぷりのきゅうりとゴマだれがかかっている。さっぱりしていて夏にぴったり、あっという間にビールと一緒に私の胃袋に流れていった。

最後は回鍋肉を食べてご馳走さま。何を食べても美味しくて安くてボリューム満点。いただきますからごちそうさままで幸せな時間を過ごすことができた。代一元は町中華の最高峰と呼んでもいいだろう。ごちそうさまでした。


店舗基本情報
店名:代一元 本店
電話番号:03-3321-0113
予約可否 :不可
アクセス:
代田橋駅から451m
住所:東京都杉並区和泉2-29-13
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131808/13139481/
営業時間
11:30~15:00
17:30~21:00 水曜日は20:00まで
定休日:木曜

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