東小金井の宝華。ガクログ3.3。

東小金井の宝華。ガクログ3.3。

先日実家に帰らないといけない用事があり、中央線に乗って三鷹に帰ることになった。
普通なら新宿から中央特快で三鷹まで2駅だが、私は快速電車に飛び乗った。
そして吉祥寺、三鷹、武蔵境を過ぎて東小金井で下車。
実家に帰る前に東小金井でどうしても食べたい思い出の中華を食べに来たのだ。
中学生の時にサッカー部のメンバーと練習後によく食べに来たお店、宝華。東小金井が誇る最強町中華だ。

平日の13時に母親と宝華の前で待ち合わせたのだが、まさかの5組待ち。
昔から宝華の前の行列は東小金井でよく見る光景だったっけ。
豊富なメニューを眺めているとあっという間に我々の番になり、店内へ案内してもらった。

母親は名物の油そば、私はガーリック豚バラ炒飯、餃子を注文。
私が「ごちそうするよ」と言った瞬間、飲み物を追加する母親に少しイラッとしたが、なにかお茶目な可愛さも感じた。コーラを注文。アメリカ人かよ。
店内はカウンター席と4人用テーブル席が並んでいる。全体の1/4以上が厨房になっていて、中では5名の料理人がもの凄いスピードで次々に料理を作りあげていた。
“宝華”と書かれた帽子とシャツがカッコいい。店員さんも笑顔で元気に丁寧。テキパキ動く姿は見ているだけで気持ちが良い。厨房内のステンレスや床、テーブル周りまでピカピカだ。


餃子:450円

餃子が乗った赤青黄色のお皿がカラフルでかわいい。
焼き目もちょうど良く、統一された餃子の形から包み手の技術の高さがうかがえる。
ヒダなしの餃子は結構珍しい。そもそもヒダを作るのは食感を出すため。手間がかかるからではなく、あえて宝華はヒダを作らないという選択をしたのであろう。
肉餡はお肉と野菜が半々くらいで酸味が強め。肉汁もなく、さっぱりしている。
もう少し旨味と塩味を強くして肉の味が欲しいところ。
そのため、醤油とラー油をつけて食べるのが宝華の正解かもしれない。

 


宝そば:700円

名物の油そばは名前の割にあっさりしている味付け。
ぶぶかの油そばみたいに翌日まで引きずるくどさはなく、女の子(60過ぎのおばさん)でもペロッと食べきれてしまう。
しっかり混ぜて油を絡ませて麺をすすると最高にうまい。チャーシューの美味しさも感動的。
さすがはヒガコが誇るソウルフードだ。我が青春の味。


ガーリック炒飯:850円

ガーリック豚バラ炒飯は想像通りのこってり感。
ボリューム的にも油そばよりもガッツリ系かもしれない。
たっぷりと盛られた豚バラから溶け出す脂が味のアクセントになっており、めちゃくちゃうまい!!
塩気もコクもバッチリ。最高のしっとり炒飯だ。

餃子はイマイチだが、それ以外の油そばや炒飯は抜群に美味しい。
母親は店に女性が自分1人だったので紅一点でみんなに見られて恥ずかしかったと言っていた。安心してくれ、誰も見てなかったから。みんなが見ていたのはあなたではなく、あなたの油そばとコーラという謎の組み合わせだ。

ヒガコからはタクシーで帰った。タクシーの運転手さんも宝華の常連でよく通っているという。
2年前にご主人が亡くなってからも味を落とさずに営業していることを褒めていた。
本当に宝華はヒガコから愛されてるなぁ。

この日は確認することはできなかったが、ヒガコのラーメンあじよし、ラーメンFF、ニンニク屋もまだ営業してるのかな。
全部私の青春のお店だ。いつかまた行きたいな。また実家に帰ろうっと。
宝華は私の大好きな町中華の一つだ。


店舗基本情報
店名:宝華 (ホウカ)
電話番号:042-386-5355
予約可否 :不可
住所:東京都小金井市東町4-46-12
アクセス
JR中央線東小金井駅南口より徒歩1分
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1325/A132501/13005959/
営業時間
[火~金] 昼11:30~15:00
夜17:30~21:00
[土・日・祝] 11:30~21:00
日曜営業
定休日
月曜日

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