代々木上原の梅蘭。ガクログ3.2。

代々木上原で中華を食べるとしたら白龍か大勝軒と自分の中で答えが出ているのだが、この日は全く歩きたくないという友人の鉄の意志によって駅直結の梅蘭に行くことになった。駅直結の中華料理屋という答えは中華を食べたい私と一歩も歩きたくない友人両者の思惑が一致する答えであった。
梅蘭なんて10年ぶりだ。大学生だった当時、VシュランというV6がMCを務めるグルメ番組があり、その番組の焼きそばランキング上位に毎度梅蘭が登場していたのであった。結構その番組が好きで見ていた私は放送翌日に大行列に並んで名物の”梅蘭焼きそば”を食べたのを覚えている。
梅蘭は別だが、大学生の時はモテたい一心であまり中華なんて食べずに、オサレなフレンチやイタリアンとか隠れ家バーに行くのに必死だった。ロクにお酒も飲めないし、お金もないくせに迷惑な痛い客だったんだろうな。って、今も大して変わらないやないかーい。むしろ今、32歳独身、無職、子供部屋おじさんという数え役満みたいな身分やないかーい。友人にはマッチングアプリで真っ先にごめんなさいするタイプと言われてしまった。アーメン！

梅蘭に行くのはそれ以来だが、Vシュランで人気に火がついたこともあってか、お店が急激に増え、この代々木上原にも進出していたのである。
店内は夜20:30頃、８割くらい席が埋まっていた。
もう店に入る前から決めていた、梅蘭焼きそば、鶏そば、餃子、小籠包を注文。
瓶ビールの種類が豊富で嬉しい。エビスがあったので迷うことはなかった。やっぱり金のラベルが金持ちっぽくてかっちょいい。(貧乏人にはそう見える)

餃子は全体的に左側に集合。決して食べかけではない。
薄焼きで皮の包みが甘いのでぱっくり端っこが開いてしまっている。
肉餡はお肉が多めではあるが、ボソボソしており、肉汁は皆無。おそらく冷凍餃子だ。
味付けも薄味で甘みだけが舌に残る感じ。とにかくパンチが足りない。
小籠包も同様で肉汁がほとんどなかったので冷凍だろう。
人気が出て店舗を拡大するためには、効率やオペレーション上、冷凍を使うことは仕方のないことなのであろうか。いつでもどこでも梅林の中華が食べれるのは嬉しいことなのだが、味が落ちてしまっては意味がない。少し複雑な気持ちになった。

梅林焼きそばはやっぱり美味しい。
麺の中に餡かけが仕込んであるので、麺のカリカリの部分と餡に絡まってふにゃふにゃになっているところが程よく混ざり合う。
これだけ食べるのが今の梅蘭では正解なのではないだろうか。
ボリュームがすごいので二人でシェアするくらいがちょうど良いだろう。

梅蘭は点心系はイマイチだったが、梅蘭焼きそばと鶏そばなどの麺類は相変わらず美味しかった。
今度横浜の本店に行って美味しかったはずの点心の味を確かめに行こうっと。

ちなみに大好きだった代々木上原のパスタの名店はし屋が閉店していた。ガビニョーん。

店舗基本情報
店名：梅蘭 アコルデ代々木上原店
電話番号：050-5594-5609
予約可否 ：予約可
アクセス:
代々木上原駅直結1分
住所：東京都渋谷区西原3-8-5 アコルデ代々木上原 2F
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13128071/
営業時間
11:00～23:00(L.O.22:00）
日曜営業
定休日
無休

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