参宮橋の昇龍。ガクログ3.5。

私はちょうど代々木駅と参宮橋駅の中間に住んでいる
参宮橋は大好きな町なのだが、飲食店が少ないのが難点。
そんな中、安くて美味しい昇龍は非常に貴重なお店なのだ。
駅から徒歩1分のところにある赤い看板の町中華が昇龍である。

店内に入ると明るいお母さんとお父さんが迎えてくれる。
カウンター４席にテーブルが7つほどで、サラリーマンや学生が中心。いつも大繁盛。
どんなに混んでいる時もお母さんは優しく対応してくれるので感心する。
お父さんはお笑い芸人の小藪を少しマイルドにした感じでかっこいい。タレ目好きとしてはたまらない。
そんなイケメンお父さんはプロ野球(特にパリーグ)が好きでよく常連のお客さんと話している姿を目にする。
それにしても瓶ビールがクラシックラガーなところなんて最高だなぁ。

昇龍はおそらく塩ラーメン推しなのだが、私はいつも餃子と炒飯を頼む。
セットで食べるとなかなかのボリュームなので、いつも動くのが億劫なくらい腹パンになるので頼みすぎは注意だ。
ガッ、ガッ、クッ、クッ、シャランシャランと中華鍋の音を聞きながらカウンターで厨房を眺めながら料理を待つのがお気に入りの時間。
この間はお父さんへのリスペクトも含めて携帯などいじらずに餃子炒飯への気持ちを高めるのだ。

まずは炒飯が到着。
卵、ネギ、焼豚、ナルトで構成された炒飯はかなりしっとり系。
少し大きめのチャーシューが残っていて味の良いアクセントになっている。
私のベスト炒飯の一つ。めちゃくちゃうまい。
絶妙な塩加減で濃すぎず薄すぎずで最後まで飽きることなく食べれるが、途中で胡椒とラー油をかけて食べるのが、お気に入り。
炒飯に付いてくるスープはネギがたっぷり入った濃いめの醤油ベース。こちらも炒飯との相性抜群だ。

お次に餃子。
大きめの餃子が5つ綺麗に並んで出てくる。焼き面はまばらで底を焼いているものもあれば側面うを焼かれているものもある。
お湯多めで焼き上げられていて、ふにゃふにゃとしていて食感はあまりないのだが、皮から甘みが出ている。
肉餡はラーメン屋タイプでミンチされてる餃子ではあるが豚肉、ニラ、キャベツの旨味と甘みがしっかり残っている。
このネッチョリとした歯触りがうまいのだ。
なにより驚くのが餡が食べ終わるまで熱々で油断すると火傷するレベルであること。ラードの影響だろうか。本当に熱い。
ニンニクがガッツリ効いているので、酢胡椒とともにビールで流し込むのが最高の食べ方。

お会計は餃子と炒飯でちょうど千円。素晴らしい値段設定。
お母さんにレジがサランラップでぐるぐる巻きになっていることを尋ねると、昔スープをぶっかけて壊した経験があるらしい。
リモコンまでぐるぐるにされてルところが微笑ましい。
この日も腹パン大満足で店を出る。
私が参宮橋に住み始めて5年。町がどんどん変わっていく中で昇龍だけは良い意味で変わらない。
これからも変わることなく、地元から愛される町の中華料理屋さんであり続けてほしい。

店舗基本情報
店名：昇龍 （ショウリュウ）
電話番号：03-3370-4889
予約可否 ：予約可←本当か怪しい。
住所：東京都渋谷区代々木4-6-4
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13019431/
営業時間
【平日】11:30～13:45くらいでL.O
17:00〜23:00
【土曜】ランチ営業のみです
定休日
日曜・祝日

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