新宿の岐阜屋。ガクログ3.7。

新宿の岐阜屋。ガクログ3.7。

 

岐阜屋は新宿のションベン横丁にある90年の歴史を持つ超老舗中華料理屋。
店の中央のキッチンを取り囲むようにカウンターが並んでいるので、調理している姿を目の前で見ることができる最高の店作り。
だいたい角っこは常連さんが5.6人で焼酎を飲み続けてる。
その姿を見るたびに私も老後は毎日待ち合わせをすることなく自然と店に集まり仲間と昼間から飲んで銭湯に行く生活に憧れる。

厨房を覗けば、熟練の料理人たちが鍋を振るう荒々しいながらもスピード感ある動きを見ることができる。
惚れてしまうほど男らしくかっこ良く効率的に料理を出していく。惚れまうがな。
ちょっとした隙にバナナを厨房でバナナを食べていたりとチャーミングな一面も持ち合わせる。

岐阜屋で食べて欲しいのは餃子、蒸し鶏、炒飯、きくらげ卵。
ちなみにビールを頼むとキリンの一番搾りかキリンラガーがランダムで出される。
いつもそのラフさに笑ってしまうが、出される方も誰もそんなことは気にしていない。
なぜなら全ての料理が安くて美味いから。美味しければ全てが正当化されるのだ。


餃子は見ての通り本当に本当に美しい。どうやったらこんなに美しい焼き目ができるのであろうか。目の前に出された瞬間から一目惚れに近い感覚に陥るのである。
肉餡はラーメン屋タイプのミンチされた野菜が中心で食べた瞬間にホワッと柔らかい野菜の甘みとともにニンニクと生姜の薬味が口に広がる。
定番の味付けだが絶妙な焼き加減と見た目の美しさ、店の雰囲気で一気に旨味が増すのである。
料理が出された時からラー油がお皿に飛び散ってるのはご愛嬌だ。

お次は炒飯。これもまた最強にうまい。
卵、ねぎ、ナルトのシンプルな具材のザ・炒飯。
魔法の粉の気配は感じるものの絶妙な塩加減と油の炒め具合でレンゲが止まらない。
醤油やオイスターソースで無理やり味を付けていない魔法の粉をたっぷり使用したマジカル炒飯の頂点がここにはある。

全体的に清潔感はないし、時に隣のおじさんに絡まれて面倒になることがあるが、味は確かなので是非お試しあれ!
オススメは気の知れた友達と2人でとりあえず飲むときの1軒目などには最適なお店だろう。
岐阜屋は90年の歴史を持つ新宿の宝だ。


店舗基本情報
店名:岐阜屋 (ギフヤ)
電話番号:03-3342-6858
予約可否 :不可
住所:東京都新宿区西新宿1-2-1
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000757/
営業時間
[月~水・日] 9:00~翌1:00
[木~土] 9:00~翌2:00
日曜営業
定休日
無休

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。