三軒茶屋の中華厨房らんたな。ガクログ3.3。

三軒茶屋の路地を一本入ったところに中華厨房らんたなは店を構えている。決して派手ではないが、雰囲気のあるお店。
実は私も三軒茶屋の中でも結構好きなお店で、ちょこちょこ訪れている。餃子を食べに行くというよりはのんびりリラックスしに行くお店だ。

ドアを開けるとワンオペで忙しそうなお父さんが顔を半分こちらに向けて笑顔で迎えてくれる。白髪混じりのお父さんは優しくて穏やかな性格。それがそのまま顔に出てるから面白い。好きな席座って待っててーと適当な案内もいつも通りだ。
お客さんはいつも若い世代の女子が多い。みんなそれ目当てなんじゃないかと思うくらいお父さんに絡んでいる。
常連さんはいつの間にか食器の配膳やアルコールのお代わりを自分たちでやっている人たちもいる。アルコールは自己申告の部分があるので、お父さんとの信頼関係があってからこそ為せる技だ。それにしてもお客さんがお父さんのためにできることを考えて手伝ってあげている光景は見ていて気持ちが良い。お父さんの人柄があってからこそだろう。

そして注文はメニューから選ぶのではなく、お父さんに食べたいもののイメージを伝えるだけ。一応メニューもあるのだが、そこから選ぶというよりはお父さんに自由に作らせてあげる方が、美味しく食べれる気がしてる。この日は飲みがメインだから餃子と瓶ビール、それ以外はお任せでお願いした。

まずはザーサイとエビチリが登場。なんでお父さん私がエビチリを食べたいこと知ってるんだろう。お酒をチビチビやるには最適な料理を出してくれた。さすがだ。

餃子はクリームパンダちゃんとそっくりな形。らんたなに来るたびにクリームパンダちゃんを思い出してしまうのは私だけではないだろう。ちなみにアンパンマンとクリームパンダちゃんには血縁関係はないらしい。らんたなのそれは焼き餃子というより焼きワンタンに近い。カリカリに焼かれた皮に肉餡が少し。普通の餃子を期待して食べると少し物足りなさがあるかもしれないが、これが良いのだ。お父さんにカラシをもらってカラシ醤油で食べるのがおすすめ。それをビールで一気に流し込むのだ。うまいー。

最後に焼きそば。写真を撮り忘れてしまったのは、飲み過ぎ楽しみすぎの証。もちろんこれも美味しかった。

この日も楽しくて少しお酒を飲みすぎてしまった。お父さんも最後の方は酔っ払っていて料理の量や調味料の配分がおかしくなっていたが、誰も気にしてなんかいない。いつ来ても安心できる場所、みんなを笑顔にする場所。ここはまさしく三軒茶屋のディズニーランドだ。本家と違うのは、ここのミッキーはよくお酒を飲むことだろう。
ごちそうさま。また来ます。

店舗基本情報
店名：中華厨房らんたな(ランタナ)
電話番号：03-3422-0149
予約可否:可
アクセス:
三軒茶屋駅から72m
住所：東京都世田谷区三軒茶屋1-36-13
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13007085/
営業時間
ランチ
月曜日、火曜日のみ12時〜14時30分まで

ディナー
月曜日、火曜日、木曜日、日曜日
17時〜26時まで

金曜日、土曜日
17時〜翌日5時間まで
定休日:水曜日

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