東武練馬の飛鳥。ガクログ3.5。
平日の昼下がり。朝から何も食べておらず、お腹はペコペコ。おまけに寝不足&早朝から動き回っていたこともあり、倦怠感の塊のような体は塩分を欲していた。やっと一休みができるが1時間後にはまた戻らないといけない。私はもうカラータイマーのチカチカが始まったウルトラマンだ。そんな絶体絶命の時に私の眼の前に現れて助けてくれるのはウルトラの母でもタロウでもなく、いつだって町中華だ。
今日は飛鳥という町中華が私の前に現れた。
お店の前にカブが停まっているが、出前は終わっている模様。ガラガラと扉を開けるとお客さんはちらほら。厨房からの調理の音とテレビの音が混ざり合って、なんともエモい中華サウンドが生み出されていた。
元の色がわからないくらい壁や天井の色はタバコの煙で茶色に変色していた。エアーズロックやモンサンミッシェルなど世界の名所の写真が張り出されているのはなぜだろう。
餃子と炒飯、そしてバラ肉炒めを注文。普段バラ肉炒めを注文することはあまりないのだが、この日は無性にそのメニューが食べたくなった。町中華に行く時はメニューを事前に決めてから行くのではなく、その時の直感を大切にして決めるようにしている。たまにそれで大失敗することもあるのだが、隠れた絶品料理と出会えることもあるのでやめられない。
炒飯はお花柄の可愛いお皿に。お紅茶のソーサーみたいな柄なので炒飯がちょっとお上品に見える。
サバサバでツンツンした性格なのにブリブリの可愛い系の洋服を着ちゃう女の子ようなちぐはぐ感。女の子だったら自分に似合った洋服をわかってほしいところだが、炒飯ならオッケー。
肝心のお味は焼豚がゴロゴロと入っている醤油ベースのの味付け。程良いしっとり感と濃いめの味付けがうまい。胃袋から全身へ塩分が染み渡り、力が湧いてくる。町中華らしいおいしい炒飯。
そして餃子は焼き目がどこか自由が丘の寿福に似ていて美しい。表にすると深めにヒダが斜めに織り込まれていて独特な形状。少し皮が開いてしまっているのはご愛嬌。肉餡はラーメン屋の餃子のようにミンチされていてニンニクと生姜のアクセントが絶妙。油が多めに使われているが、くど過ぎず食べやすい。こちらもThis is the 町中華餃子。期待を裏切らない味付けだ。
最後に出てきた豚バラ炒めが個人的に大ヒット。豚バラの薄切り肉に醤油ベースの味付けが最高にうまい!!後ろに隠れるキャベツの千切りとマヨネーズを豚バラ肉で巻いて食べるととろけるくらいにうまい。写真映えもしないし、健康的でもないが、疲れた時はこれくらいシンプルな男飯が一番だ。
腹パン大満足でごちそうさま。
死ぬほど疲れていたはずだが、お店から出ると不思議と体には力がみなぎっていた。よし、これで怪獣もやっつけられそうだ!
午前中死ぬほど働いて、飛鳥で食って、また働く。そんな一日もいいかもな。
後継問題は大丈夫なのかな。こんなにうまくて安くて美しいお店なかなか見つけられない。いつまでも続けていって欲しいお店。
※別の日に行った写真だが、オムライスと生姜焼きもとっても美味しかった。
店舗基本情報
店名:飛鳥
電話番号:03-3550-6686
予約可否 :不可
アクセス:
東武練馬駅から385m
住所:東京都板橋区徳丸1-33-11
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1322/A132203/13062794/
営業時間
11:30~14:00
17:00~20:00位
定休日:木曜
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