豪徳寺の丸長。ガクログ2.8。
この日は内モモにできた謎のデキモノの診察を受けに参宮橋の皮膚科へ。
私の一向に良くならない内モモを見兼ねて、友人は病院を変えた方がいいと言うのだが、私は頑なにその皮膚科に通うと決めている。
理由は受付の子が可愛いからだ。私にとって治る治らないはどうでもいいのだ。
診察後は決まっていつも駅前の昇龍に行くのだが、この日は臨時休業ということで中華難民(中華料理難民)になっていた。
そういえば行きたいと思ってた中華料理屋さんが豪徳寺にあったことを思い出した時には、私の体は小田急線のホームに向かっていた。
豪徳寺の駅を降りてから8分くらい線路沿いに歩くと丸長はある。
店の前に止まったカブが最高にテンションを上げてくれる。出前をやっているようだ。
店内に入ると先客が一人。瓶ビールを飲みながら巨人戦を見ている。そんなノスタルジックな光景に息を飲む。
私はそれを邪魔しないように屈みながらお母さんに案内されたテーブルへ座った。
床はヌルヌルを通り越して、ギュッギュっとグリップ感がある。今にも靴の底がへばり付いて脱げちゃいそうな勢いだ。
そして薄暗いなぁと感じていたのだが、よく見ると壁と天井が長年のタバコの煙で真っ黒になっているだけでなく、店内の蛍光灯の4つあるうちの2つが消されている。
この薄暗さは付き合う直前のデートにぴったり。この暗さの中、カウンター席で横並びになって、瓶ビールを二人で飲み交わしながらキスでもかませば、お付き合い成功間違いなし。町中華カップルの誕生だ。
オレンジ色のメニューが素敵。
町中華あるあるの”チャーシュー麺”が”チャシュウ麺”と表記されている。
数多くあるメニューの中で町中華好きとしてはカレーライス、カツ丼、親子丼、玉子丼あたりが気になるところ。
だが、最終的にどうしても炒飯が気になってしまい、結局餃子と炒飯、ビールを注文。いつもと同じやないかーい。
厨房からシャーシャーというお米を炒める音が聞こえて来た。
中華鍋と五徳がぶつかり合うゴトンゴトンという音が聞こえてこなかったので、覗いてみるとやはりお母さんが鍋を煽らずに炒飯を作っていた。あれ重いもんね。
お父さんは出前で注文を受けたラーメンを茹でていた。
作っている最中、お父さんはお母さんにずっと怒られていた。かなりきつくどつかれている。
お父さんが出前のラーメンを”麺固め”で受けてしまったことを怒られているようだ。そんなこと出前でできるわけないでしょっと。確かにそうだ。運んでる間にのびちゃうもんね。5分以上続いた喧嘩は、最終的に”お父さんが急いで持っていく”というなんとも表面的な解決策で終了した。
餃子:450円
カリカリに焼けた餃子が6個。もうお皿からはみ出てる!美味しそー!
お皿には出前をやっているため、店名が臙脂色で刻まれている。
餡はお肉が使われておらず、キャベツをミキサーにかけたようなふわふわなペーストが使われている。
皮の包みが甘いので食べている途中で皮が開いて、餡がこぼれ落ちてしまう。
味付けはほとんど素材の味という感じだろうか。ほんのり甘みと酸味を感じるくらい。
4つ目を食べた時に強烈なニンニクの香りと酸味を感じた。
皮の中を確認してみると明らかに今まで食べていた餡と見た目も味も異なっている。
作り置きしてどれくらい経ったものなのかわからないが、食べてはいけない味がする。
うおー、こんなことは初めて。でも頼んだからには全部食べないと気が済まないので、ビールで流し込むように完食。
炒飯:550円
炒飯は味は薄めではあるが、割と普通に食べれる。
大きめに切られた玉ねぎの甘さと食感がポイント。
水気のない紅生姜を途中から混ぜ込んで食べた。
外観や店内の雰囲気は町中華好きとしてはたまらないのだけれども、料理はいまいちかな。
お腹を壊すことはなかったのだが、明らかに古い食材を使った餃子はなかなか強烈だった。
お店を出ても喉元につっかえている感じがしたので近くのセブンで口直しのエクレアを食べた。これが一番うまかった。
店舗基本情報
店名:丸長 豪徳寺店
電話番号:03-3420-7789
予約可否 :予約不可
アクセス:
小田急線豪徳寺駅から徒歩5分
世田谷線宮の坂駅から徒歩5分
宮の坂駅から301m
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-31-11
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13131328/
営業時間
11:30~22:00
日曜営業
定休日
水曜日
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