豪徳寺の大むら。ガクログ3.3。
以前飲み屋で知り合った友人に教えてもらったお店。
その飲み屋で私が豪徳寺の代一元を絶賛していた際に、豪徳寺在住のその友人から待ったが入ったのだ。
大むらに行かずして豪徳寺を語るなと。
豪徳寺を語ったつもりなんて、これっぽっちもなかったのだが、素直にその友人の言う通りに大むらに行くことにした。
駅を降りて商店街を突き進んで行く。
途中でもう閉店してしまったのだが、200円ラーメンで有名だった”満来”を通り過ぎる。シャッターが閉まっているものの、まだまだそこにはオーラが残っている。行ってみたかったな。
そして大好きな代一元を通り過ぎて、そのまま歩くと、どでかい黄色い看板が目に飛び込んで来た。
これが大むらか。カブこそ止まっていなかったが、テントに書いてある電話番号から、以前は出前をやっていたのかなと思わせてくれる。
ショーケースの中に食品サンプルが並んでいるのだが、ほとんど招き猫が占めている。よく見たらプーさんも並んでいる。招き猫はまだわかるが、プーさんは中華に全く関係ない。そういえば、この前緊急警察24時に下半身裸の酔っ払いがお巡りさんに捕まってたけど、プーさんはズボン履かなくて良いのかな。だが、黄色い体に赤いTシャツが似合ってて可愛かったので許した。というか、ピーポくんも下半身裸だからいいのか。
お店に入るとテーブルに案内してくれた。
店内の照明はなぜかシャンデリア。壁には王将の飾り駒、釣り人の写真、貼り付けられた人形、楕円の鏡など、バラエティ豊かな雑貨が並ぶ。
かなり大きめの音でテレビからチャゲアスのYAH!YAH!YAH!が流れていて、カラオケスナックのような臨場感が出ていた。
サビに入る直前に誰の仕業かわからないが、チャンネルが変えられた時は、その変えた犯人をみんなで一緒に殴りに行こうかと思った。
誰もリモコンを持っている仕草もなかったので、犯人はいまだに見つかっていない。
そして冷やし中華のメニューが壁に堂々と貼り出されている。
お母さん!まだ桜が咲いたばかりだよ!今日の気温まだ1桁だよ!
冷やし中華はせめてあと1ヶ月我慢してね!
餃子と炒飯を注文しようとしたのだが、まさかのお米売り切れ。
ラーメンの気分ではなかったので、餃子とビールを注文した。
餃子:300円
餃子はブヨっと太った綺麗な焼き目の餃子が5つ。どことなく代一元の餃子と似ているように感じた。
その餃子にかぶりつくと程よいカリジュワ感が口の中に広がる。
一口で食べないとゆるめの餡がこぼれ落ちるので、小さい口を全力で開いて放り込む。
優しい味付けで大きめに刻まれた玉ねぎの甘みが美味しい。味付けで中華スープを混ぜ込んでいる感じ。
お母さんに聞いたら、お父さんがいつも汗を流しながら一生懸命みじん切りしたものを、お母さんが丁寧に包んでいるらしい。
そんな手間暇かけた餃子が5個で300円は少し安すぎる気がした。600円でも納得の味だ。
お母さんが途中でお茶碗に少しだけご飯を持って来てくれた。
私が炒飯が売り切れで残念がっているのを見てくれていたのか、ちょっとだけ残っていたご飯をサービスで出してくれたのだ。なんていう優しさ!
餃子とご飯をありがたく完食して店を出た。
優しいお母さんと美味しい料理が食べられる大むらは本当に素敵なお店だった。
今度は大むらで人気の炒飯も食べてみたい。
これでようやく私も豪徳寺について語れるようになったのかな。そもそも豪徳寺を語るつもりはないのだけれども。
店舗基本情報
店名:大むら
電話番号:03-3426-7668
予約可否 :予約不可
アクセス:
豪徳寺駅徒歩5分
豪徳寺駅から227m
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-47-8
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131813/13106144/
営業時間
11:00~20:00
日曜営業
定休日
木曜日
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