千歳烏山の八軒飯店。ガクログ3.7。
八軒通り(八間通り)沿いにあるので、八軒飯店。なんともシンプルな名前。千歳烏山駅を降りて7分くらい歩いたところに店を構える。この日は雨+強風という最悪なコンディションで何度か向かう途中挫けそうになったのだが、仲間たちと励ましあってなんとかお店にたどり着いた。
真っ赤なテントは遠くからでもわかるくらいの光を放ち、やっと辿り着いた登山客を迎え入れる山小屋のような安心感がそこにはあった。内心雨の中友人たちを引き連れてここまで歩いてきて、八軒飯店が臨時休業だったらどうしようとハラハラしていたので、お店が開いているのを確認してホッと胸をなでおろすのであった。町中華では臨時休業はつきものなのだ。
店内は私たち以外はお客さんはいなかったが、厨房にはユニクロの柳井社長似のお父さんとその息子さん?、そしてホールにお母さんが待機していた。いらっしゃいという言葉が温かい。
赤を基調にした店内は清潔感があり、厨房内のステンレスの美しさがお店の方の日頃の努力をそのまま映し出していた。
まずは瓶ビールを注文。お通しとしてカッパえびせんが出される。3人で12本。一人当たり4本。そんな計算はしてなかったが、私が店内観察に夢中になっている間にこのカッパえびせんは無くなっていた。抗議するのも器が小さいと思われるのが嫌だったので見過ごしていたのだが、いつの日か復讐してやろうと心に誓ったのであった。ご飯のメニューは議論の末に炒飯と餃子、唐揚げを注文。個人的には「チヤシユー」という謎のメニューを食べたかったのだが、却下されてしまった。
まずは唐揚げが登場。
小さ目の唐揚げが7つ。(1人2個+余り1個)どれも良い色で翡翠色のお皿に美しく盛り付けられている。一緒にマヨネーズのチューブごと置いておいてもらえるのが嬉しい。ニンニクと生姜も効いていてうまい。途中からマヨネーズもつけて頂いた。そして私はしれっと3個目の唐揚げ食べて、早くもカッパえびせんの復習を果たすのであった。
餃子は側面が焼かれている珍しい形状で少しみずみずしさがある。焼き目をしっかりつけてからたっぷりのお水で焼き上げていて、普通の餃子の皮よりもサクサク感があってもっちりしている。聞きそびれたけど皮も手作りなのかもしれない。肉餡も唐揚げ同様に程よくニンニクと生姜が効いていてジューシーな肉餡。口の中でジュワッと溶ける感じがたまらなくうまい。いいねいいね八軒飯店!手作りのラー油も辛味と香ばしさが強くてすごい美味しかった!
炒飯は卵と焼豚のみ。Eカップくらいの大きさ。つやつやとしたその見た目から食べる前から美味しいのが伝わってきた。ドラゴンボールのスカウターでこの炒飯の戦闘力を調べていたら数値が高すぎてボンっと爆発して壊れていただろう。良かったこの日スカウター付けてなくて。塩気が絶妙で強めの胡椒が良いアクセントになっている。これまたうまい。
ほろ酔い気分でごちそうさま。味良し、コスパ良し、雰囲気良しの本当に良いお店だ。食べログで3.2と評価されているのが信じられない。こんな町中華なかなか見つからない。減少の一途を辿る町中華の貴重さにみんな気付いてないんだろうな。お寿司やうどんそばに並ぶ町中華という日本独自の食ジャンルを私たちはもっと大切にしないといけないだろう。
おすすめです、八軒飯店。ここ最近一番の発見(八軒)!
店舗基本情報
店名:八軒飯店
電話番号:03-3307-1376
予約:可
アクセス:
駅から徒歩7分
千歳烏山駅から681m
住所:東京都世田谷区粕谷4-14-1
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131809/13073731/
営業時間
ランチ不明
17:00-21:00
定休日:無休
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