2022年ナンバーワン!最初で最後の北葉飯店の餃子。

今年も一般社団法人焼き餃子協会の小野寺さんに誘っていただき、餃子アドベントカレンダーに参加させていただいております。餃子大好きな変人たちが餃子にまつわる楽しい記事をアップしてくれているのでぜひ見てみて下さい!

https://adventar.org/calendars/7755
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それではここから私の出会った2022年のベスト餃子のお話です〜!

千葉県民の皆様ごめんなさい。私は今まで千葉県にはディズニーランドしかないと思っていた。それだけを誇りにしているのかと思っていた。この日、私は知った。私が間違っていたことを。千葉県はディズニーランドだけではない。そう、千葉県には北葉飯店がある。


この日私は千葉に用事があり向かっていた。せっかく千葉に行くなら美味しい餃子を食べたいなということで、いろんな方にオススメしていただいていた北葉飯店へ行くことに。最近は少し行列ができるそうで私たちが行った時も4~5人ほど並んでいた。並んでいる最中は開けっぱなしのドアから中華サウンドとともに厨房の様子を見ることができる。その美しいサウンドと清潔な店内、真っ白な割烹着を身に纏うお父さんを見て、このお店のレベルの高さを確信した。朝倉みくるも本物のワルは顔を見ればわかると言っていた。確かに顔を見れば瓜田さんがワルだってわかる。それと同じように北葉飯店は食べる前から本物であることがわかった。

お母さんに案内されて店内へ。一切のベタつきを感じさせない床やピカピカ光る店内ステンレス、高級ホテルのアメニティのように整えられた卓上調味料など一切の隙がない。オススメは餃子、炒飯、中華丼、焼肉定食とのこと。私は迷いに迷って餃子と炒飯の最強コンビを注文した。(次回は焼肉定食を食べたい。)

餃子が登場。グレーの雷紋柄に唐子髷の子2人が龍にまたがる初めて見る絵柄のお皿。そこに大ぶりのずっしりとした餃子が5つ鎮座している。もうこの時点で餃子たちが解き放つオーラに圧倒される。そしてひと口。うっまぁぁ。幡ヶ谷の您好の餃子は何回か食べていくうちに美味しさがわかっていくのだが、北葉飯店の餃子は最初の一口からうっまぁぁとなるわかりやすい餃子。皮はもちもちむっちりびろーんで小麦の甘い香りが心地よい。そこにパンパンに詰まった肉餡はねっっとりジューシー。野菜の甘みと隠し味に使われているであろう海老の旨味が口一杯に広がる。旨味のスプラッシュマウンテンや。皮と肉餡のバランス感も良く、塩気もしっかりあるのでお醤油は不要。何もつけずに食べていたところ、お母さんからお酢をつけなさいとの声が(2回)。2回も言われてしまったらさすがになと、お酢をつけて食べてみると餃子のオイリーさが消え、甘みがさらに引き立てられる。何もつけなくても美味しいが、北葉飯店の餃子はお酢が大正解のようだ。

ありがたいのはサービスで出してくれる漬物。この日は白菜の漬物で、全体的にオイリーな中華料理にはピッタリ。オイリーかつ味濃いめの口をリフレッシュさせてくれるのだ。

炒飯はしっとり系。チャーシューがゴロゴロ。ハイカロリーでおいしいやつ。もう見た目のままの美味しさ。塩加減もバッチリ。板橋の丸鶴を彷彿させてくれる。お皿もかなりおしゃれで格好良い。

気がついたら店内は全員おじさんで埋め尽くされた。これぞイッツ・ア・オジサンワールド。世界中どこだって中華あり餃子あり。東京だけでなくもっと色々な場所の餃子が食べたいな。おじさんのギョーザハントは永遠に続いていくのであった。

最高レベルの町中華。餃子も感動的。生餃子をお持ち帰りできるのでおうちで食べられるのもまたうれしい。2022年食べた餃子の中で一番美味しかった。

ここで話を終わらせたいのだが…..

北葉飯店に伺った1ヶ月後に信じられないことが起きた。


2022年12月8日をもって突然の閉店。


理由は明かされていないし、私が伺った時も閉店する様子は一切なかった。
一回しか行ったことのない私ですらとても悲しいのだから、常連さんや地元の方はその100倍くらい悲しんでいることであろう。
やはり令和になってから町中華は減っていく一方。繁盛店かどうかは関係なく、抽選で無作為に選んでいるかのようにどんどん閉店をしていく。いつか行こうじゃダメ。すぐに行かないともう二度と味わえないものになってしまう。明日やろうは馬鹿やろうという言葉を改めて感じた2022年の12月の出来事であった。

アドベントカレンダーにふさわしくないとても悲しいブログになってしまったが、来年は街中華の存続に少しでも貢献できるように頑張りたいと思います。皆様引き続きよろしくお願いいたします!

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