大井町の丸吉飯店。ガクログ3.9。

大井町の丸吉飯店。ガクログ3.9。

大井町を友人とプラプラ散歩しているとただならぬオーラのお店を発見した。
黄色ベースに赤文字で“丸吉飯店”と書かれた看板に惹かれ、フラフラと吸い込まれていった。


満席だったため、外で待っていると「12K」と書かれた紙が店先にかけてあることに気付いた。
なかなか年季が入っていて「12K」の下には2K、4K〜16Kの数字が書かれた紙が重ねてあった。
一体これは何を意味してるのだろうか。時間?個数?そして誰に向けたメッセージだろうか。
色々考えた挙句、友人が出した答えは仕入れ業者に向けてその日入荷するもやしの量と推理した。
…そんなはずあるまい。ここは中華料理屋だぞ。しかも重さならkgと表記するだろう。この愚か者め。

店内は、一階はカウンターのみで10席ほどだろうか。
かなり狭くて隣のおじさんとガチガチ肘がぶつかるくらい。
2階にも席があるようだが、この日は貸切だった様子。
笑顔が素敵なお母さんとお父さんが出迎えてくれる。
古い店にも関わらず、ステンレスが綺麗なことも素晴らしい。

炒飯、餃子、肉ニラ炒めを注文。
奥で中華鍋を振っている。かっこいい、惚れ惚れしてしまう。
いつも思うのだが、私が女だったら料理人に恋をしているだろう。
中華鍋を振るう筋肉質な腕、絶妙なオタマさばきで調味料を加えていく繊細さ、最後にお皿によそう豪快さ。
どれも最高にかっこいい。あんな腕に抱かれたいっ!


炒飯:700円

炒飯は珍しいことにコーンがたくさん使われていた。
私は甘いコーンが料理に入っているのが苦手で、特にコロッケなどに入ってると一切食べなくなるほどなのだが、食べてみると、めっちゃくっちゃうまいではないか。
ラードを結構多めで炒められており、かなりこってり系の炒飯。コーンの歯ごたえと甘みが口の中を踊る。
醤油とコーンの相性が悪いはずがなく、最後まで飽きることなく食べれてしまう。震えるうまさ!


肉ニラ炒め:700円

肉ニラ炒めは想像以上のボリューム。お肉がたくさん入っており、ビールのアテには最高だ。
強火で勢いよく炒めているので野菜がシャキシャキのまま残っている。こちらも美味。




餃子(6個):450円

最後に餃子。
とてつもなくオーラがある。ぼってり太った餃子はフォルムも焼き目も完璧だ。
それが赤いテーブル、翡翠色のお皿、2列で出てくるところなんて最高にイカしている。
肉餡はニンニクがっつりでお野菜が少し多めだろうか。おかげでジューシーな食べ応えである。
太ったフォルムといい、個性的な味といい、例えるなら渡辺直美のような餃子だろうか。
私はこれくらいパンチの効いた餃子にお酢をつけて食べるのが大好きだ。

帰り際にお母さんに外の「12K」について聞いてみた。
「それはもやしの仕入れ量よ。」
まじか…まさか何も考えていなそうな私の友人の推理が当たるなんて。。。
愚か者は私の方だった。
それにしても町中華ならではの効率重視の張り紙をしてしまう所にほっこりしたのであった。
だから町中華は面白い!!!こちらのお店が家の近所にあったら毎日通ってしまいそうだ!!


店舗基本情報
店名:丸吉飯店
予約:03-3776-5730
予約可否 :不可
住所:東京都品川区大井1-50-14
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131501/13044094/
営業時間
[月~金] 17:30~翌1:30
[土・祝] 17:30~24:00
定休日
日曜日、年末・年始

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