神保町の北京亭。ガクログ3.4。

神保町の北京亭。ガクログ3.4。

この日は友人がどうしてもカレーが食べたいということで神保町へ。
ただ着いた時間にはすでにお目当てであったキッチン南海は閉店していた。カレーのお口になっていた私と友人は絶望した。
「カレーのお口」みたいな表現よく使うけど、なんだよカレーのお口って。お口はお口だ。
友人とともに少し落ち込みながら、しばらく行ってなかった北京亭へ。
北京亭は神保町を代表する中華料理店でカレーが伝説的に人気なお店。

お店の前には年季の入った食品サンプルが並んでおり、昔ながらの町の中華料理屋感が出ていた。自然と期待が高まる。
店内は昔は蕎麦屋か寿司屋だったのであろう、ショーケースや重厚な木のテーブルが並べられている。
壁には政治家のサイン、床は水色のタイルがひいてあり、歴史を感じさせる。

店内に入ってからお店全体が煙たいなーと感じていた。
換気扇ちゃんと回っていないのか、清掃がしっかりとされていないかのどちらかだろうと厨房を覗いてみると、
換気扇に新聞紙詰められてるやないかーい!そりゃ煙いわ!

さらにすごいことに、換気扇の左下に個人情報がびっしりと書かれている。
社長と社長夫人の連絡先が丸出し。。。すげー!
こういう今ではありえないことが平気で残っているのが、町中華の面白いところ。

餃子、カレー、空芯菜とビールを注文。
すぐに出てきた空芯菜はほとんど茎であったがニンニクが効いていて美味。
結構油が強めでしなっとしているが、味も強くてビールのつまみとしては最高だ。
このビール泥棒めっ!



続いて餃子。ぷくっと大ぶりでゴロンとしたフォルムが可愛らしい。
見た目通り手延べされた皮にお肉中心の餡がパンパンに詰まっており肉の弾力は感じるのだが、肉汁はあまりなく、味が薄め。
ほんのり野菜の甘みを感じることができる。
醤油とラー油をつけたら餃子の味が完全に消えてしまった。
ニンニク不使用は嬉しいところではあるが、神保町の餃子であれば、もっともっと個性を出して欲しいところ。
昔はもっと美味しかった記憶だったんだけどな。
ちなみに北京亭は行くたびに餃子の仕上がりが結構違うので注意が必要。美味しいときと美味しくない時がはっきりしている。

お次は名物のカレー。
中華スープを使用して煮込まれたカレーはおふくろの味。懐かしい家のカレーというか給食のカレーという感じ。
水分が飛ぶようによく煮込まれているので粘度が高くて、ご飯によく絡む。
中華スープ独特の味の深みとコクを感じることのできる絶品カレーであった。

神保町は多くの老舗町中華がまだまだ残っている。
早く全制覇できることを夢見て通い続けたいと思う。
おすすめのお店があれば教えてください。


店舗基本情報
店名:北京亭 (ペキンテイ)
予約:03-3261-4116
予約可否 :予約可
住所:東京都千代田区西神田2-1-11
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000436/
営業時間
11:00~15:00 17:00~23:00
日曜営業
定休日
無休

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