【京都遠征編】京都のマルシン飯店。ガクログ3.8。

【京都遠征編】京都のマルシン飯店。ガクログ3.8。



黒い看板に赤い文字。
無機質なショーケースに並ぶ食品サンプル。
建物も長年浴び続けた排気ガスが水墨画のように壁を灰色に染めている。
どこか冷たく寂しげな外観をしているマルシン飯店。
昭和52年創業の餃子の超名店だ。


店内は緑のカーペットにピンクのテーブルとイスのみ。このような中華料理店でカウンターがないのは珍しい。
4人テーブルに1人で座るのはいつも申し訳なさを感じてしまう。
壁には多くのメニューが貼り出されているが、餃子と天津飯がお店の名物メニューということなので、素直にそれらを注文した。

そしてお目当のGYO-SENビールを注文したがまさかの品切れということであった。。。
GYO-SENビールとはマルシンが京都のビール醸造所と共同で開発した餃子専用のクラフトビール。
昔一度飲んだことがあったが、また飲んでみたかった。フレーバーもその時から変わっているようだ。
正直言うと前飲んだ時は餃子専用ビールの割に苦味が強く重めのビールであまり好きではなかった。
もっと軽くてグビグビ飲めるようなビールの方が餃子に合う気がしていたのだ。
やはり自分で開発するしかなさそうだ。


餃子より先に天津飯が到着。
美しい黄金の天津飯だ。
正直言うと私はご飯に嫉妬してしていた。
私もこんなトロトロな卵と美しいスープに埋もれたい。包み込まれたい。
レンゲですくっても白米は見えないくらい卵のあんかけがたっぷりかかっている。
熱々の醤油ベースの餡が卵と白米とねっとり絡まり合う。
思わずため息が出るほどの美味しさだ。芸術作。


お次は餃子。
よく焼きできつね色の焼き目というよりは黒っぽい。もはや焦げている?
しかし決して焦げの味がするわけはなく、他の餃子よりもカリカリ感が増していて、食感が良い。
肉餡はキャベツの甘みが特徴的。ミスターギョーザや高辻亮昌もそうだが、素材の味をしっかり生かすのが京都の餃子の特徴なのかもしれない。
ニンニクの風味も程よく香り、美味しい。天津飯にも負けない個性を持った餃子だ。
個人的にかなり好み。

餃子と天津飯はマルシンの最強コンビ。
きっと他にも美味しい料理はあるのだろうけど、この最強コンビを知ってしまったら毎回これでいいやってなってしまう。いや、これがいいのだ。
寂しげな外観からは想像もできないようなワンダーランドがマルシン飯店の中には広がっていた。
マルシンで餃子と天津飯。毎日でも行きたいおじさんのワンダーランドだ。


店舗基本情報
店名:マルシン飯店
電話番号:075-561-4825
予約可否 :予約不可
アクセス:
東山(京都府)駅2出口から徒歩約1分
三条京阪駅出入口1(地下鉄)出口から徒歩約5分
三条(京都府)駅9(京阪)出口から徒歩約6分
東山駅から172m

住所:京都府京都市東山区東大路三条下る南西海子町431-3
URL:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26002804/
営業時間
11:00~翌06:00(L.O.5:45)
定休日
火曜

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