中華街の山東。ガクログ3.8。

中華街の山東。ガクログ3.8。

よく人前で餃子が好きというと中華街の美味しいお店を聞かれることが多い。
そのとき必ず「全く知らない」と答える。私は中華街をほとんど知らないのである。
というのも中華街にあるお店の9割以上がハズレだと知っているから。
特に食べ放題やっているお店は特に危険なお店が多く、安くて量が食べれるだけで美味しくないことがほとんど。
そのため、どんなに中華が食べたくても中華街に行く発想がない。それなら桜木町の翠葉や野毛の飲み屋に行った方が間違いなく楽しめるからだ。

ただ、そんなほとんど無知な中華街の中でも1店舗だけ大好きなお店がある。
それが今回紹介する山東である。
この日は餃子好き仲間のチャオズ(jiaozi_gyoza)と第一回餃子会議を行うために横浜にやってきた。
そしてチャオズがこの山東を提案してくれたのである。さすがのチョイスだ。

お店に入ると2階席に案内してもらった。いつも1階だったので2階席は初めて。意外と広い店内に驚いた。
着席すると同時、いやむしろお尻が座面に着く前くらいのスピード感でチャオズが瓶ビールを注文。ここ砂漠かよ。
そして一応メニューは開いたけれど、そんなの見る必要もなく我々の中ではメニューが決まっていた。
水餃子と焼き餃子を注文。

いつもなら料理を待っている間に店の中を観察するのだが、この日はチャオズのマシンガントークに圧倒されてほとんど覚えていない。
ほんの少し記憶があるのは赤いポロシャツに山東と黄色い文字で書かれた制服が可愛かったことくらい。
お店も中華料理屋さんにしては、そんなにうるさくないし(我々が一番うるさかったかも)、お店も清潔で安心できる。

そんな周りを見る余裕もないほどのチャオズのマシンガントークを聞いているうちに餃子が到着。
まずは名物の水餃子。

大ぶりでぷっくりしたおでんくんみたいなフォルムが可愛らしい。
もうこの餃子ちゃんが着ている白いセーターの中が見たい。早くこの分厚いセーターを脱がせたい!そんな焦る気持ちを抑えながらなんとか写真を撮り終え、いざ実食。
皮がもちもちなのは言うまでもないのだが、重なり合うヒダ部分がさらなる弾力を生み出し、食感をより楽しませてくれる。
そして肉餡がとてつもなくうまい。しっかりとした肉肉しさがあり、豚肉の旨味を引き立てるように生姜が効いたスープが口いっぱいに広がってくる。そこに多めに混ぜ込まれたニラがパンチを加える。
決して皮の存在感に負けることのない力強い肉餡。白いセーターの奥に真っ赤な挑発的な下着を着ている感じ。
むしろこの分厚い皮じゃないとこの肉餡は受け止めきれないのかもしれない。
女優で例えると土屋アンナ。激しい見た目だけでなく、それをさらに上回る個性を持っている餃子だ。
山東の餃子うますぎ!!

 

焼き餃子はもちもち感とジューシーさは水餃子には負けるが、底面の焼き目のカリカリ感と力強さが加わる。
水餃子よりも更に肉餡の力強さを感じられる一品だ。

ちなみに餃子にはココナッツのタレで食べるのが山東の特徴。
正直私はこのタレが得意ではないので何も付けずに食べてしまうのだが、エスニック料理が好きな女子はいつもおいしいおいしいと喜んで食べている。クセになる味だそうだ。

何も付けなくても味付けがしっかりしているので十分美味しいのだが、途中からこのタレを使って食べるのも良いかもしれない。

どちらも最高の美味しいのだが、私はやはり皮のもちもち感の強い水餃子の方が好きかな。
そして水餃子に関しては大好きな随園別館を彷彿させてくれる。
他にもたくさん気になるメニューがあったが、焼きと水1人前ずつと豆苗炒めを頼んだだけで、2人ともお腹がパンパンになってしまった。
おそるべしボリューム満点の山東の餃子。大満足だ!!

店を出て時間も早かったので2件目どうしようかと言う話になった。
もちろん私の回答は「全く知らない」だ。
いつか中華街をスマートに案内できる人間になりたい。


店舗基本情報
店名:山東 2号店 (サントン)
電話番号:050-5869-6205
予約可否 :予約可
アクセス:
・元町・中華街駅 2番出口(みなとみらい線)から徒歩5分
・石川町駅 北口(JR)から徒歩7分
・日本大通り駅から418m
住所:神奈川県横浜市中区山下町150-3
URL:https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14000483/
営業時間
11:00~0:00
定休日
なし

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