外苑前の福新楼。ガクログ3.2。

外苑前の福新楼。ガクログ3.2。

 

私はその日研修を受けていた。
目の前に座る男性の天然パーマが常に視界に入っており、研修内容が頭に入ってこなかった。
私はその天然パーマの後頭部がどうしても”肉あんかけ炒飯”に見えて仕方なかったのだ。
もうその時点で夜ご飯は決まっていた。
以前、雑誌に載っていた圧倒的なビジュアルを持つ福新楼の”細切り牛肉たっぷりキャベツ”だ。
途中が終わると同時に友人と部屋を飛び出し、バイクで福新楼に向かった。
到着するや否や、”餃子”と”細切り牛肉たっぷりキャベツ”を注文。


餃子:400円

まずはお先に餃子が到着。
丸いお皿に風車のように盛り付けられており、中央にはパセリ。
おぉ、パセリが餃子に添えられているところは珍しい。色合いを気にしてくれたのだろう。
なぜか友人はパセリから食べ始めていた。変わった奴がいるもんだ。
肉餡はお肉が中心でニラの香りがアクセントになっている。
肉汁はあまりないのだが、口の中で豚肉の甘みを感じることができる。
お醤油とラー油くらいの調味料がちょうど良いだろうか。
1つ100円の値段設定であれもう少し大きさがあっても良いかもしれない。


細切り牛肉たっぷりキャベツ:1,000円

来ました福新楼の名物、細切り牛肉たっぷりキャベツ。
もう見た目がやばい。写真を撮る手が震えてます。
こんなにおじさんに眠る”ワンパク心”を刺激する料理はないんじゃかろうか。初めて友達と吉野家の牛丼を食べた時の感覚に似ている。
梁山泊の肉あんかけ炒飯、兆楽のルースー炒飯にも負けない圧倒的なインパクト!!
こちらは炒飯にかかっているのではなく、キャベツの上に牛の細切り肉が乗せられている。
オイスターソースでねっとり甘辛く味付けされた牛肉餡は周りにあるキャベツ、白米、ビール全て奪い取っていく。
この超濃厚な”甘さ”と”辛さ”のバランスが絶妙。うまい、うますぎる!!

もう食べ終わる頃にはテーブルには何も残っていない。残っているのは空になったお皿と”賢者”だけだ。
寒い夜にはこの最高の肉餡をかけて眠りたい。濃厚な肉餡に包み込まれたい。

研修で私の前に座った天パの人、本当にありがとう。
あなたに会えなければ、私は福新楼の細切り牛肉たっぷりキャベツを食べれていなかった。
億劫だった研修に参加して本当に良かった。


店舗基本情報
店名:福新楼 (フクシンロウ)
予約:03-3404-3688
予約可否 :予約可
住所:東京都港区北青山2-7-18 真砂ビル B1F
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13034414/
営業時間
11:30~15:00(L.O.15:00) 17:30~22:30(L.O.22:30)
日曜営業
定休日
不定休

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