江戸川橋の新雅。ガクログ3.7。

江戸川橋は「名前はよく聞くけどどこにあるのかピンとこないランキング」第3位の土地。ちなみに1位は堀切菖蒲園、2位は平井。混合して事故りやすいのが武蔵小山、武蔵小杉、武蔵小金井の通称ムサコトラブル。なんの話これ。

お店にはオープン直後から行列ができる。私が行った時にはすでに10名以上並んでいたのだが、回転が早いので10分ほどで入店。1分に1人お店からおじさんが出てくる計算だ。まさにおじさん製造機。そんな私も入店してすぐにおじさん三種の神器(餃子、炒飯、レバニラ)を注文し仲間入りするのであった。

餃子は焼きムラが激しめ。いや、これはきっと「よく焼き」と「薄焼き」を一皿で楽しんでもらいたいという心遣いのはず!さすが新雅!8回も丁寧に織り込まれたヒダから店主の愛を感じる。肉餡は細かくミンチされ、よく混ぜ合わせされたラーメン屋タイプ。生姜とニンニクの利かせ方が上手。主役、サイドメニュー両ポジションがこなせるtheベーシックな餃子と呼べるだろう。味のベースがしっかりしているので何もつけないか、酢コショウがよく合う。

新雅の炒飯は確実に自分史上最高炒飯トップ5に入る。その美味しさの秘密を探るべく調理工程の一部始終を見ていたが、特段変わった作り方をしているわけではない。お米にふんわり感と甘さを出すために日本酒を入れているが、やっているお店は結構あるので珍しいわけではない。干しエビや椎茸も同様だ。最終的にたどり着いた答えは桁違いにうまい焼豚だ。味の染み込んだ肩ロースのほろっとした柔らかさととろける旨味が炒飯全体の味を引き上げ、至極のメニューに仕上がっているのではないだろうか。そうだろう。ふはははははは。(美味しんぼ20話:海原雄山)

炒飯が美味しいんだからもちろんレバニラも最高だった。レバーはしっかりと火が通ったタイプで野菜のしゃっきり感もよく残っている。タレの絡まり方が最高だね。炒め物が美味しいお店って本当何食べても幸せだ。

新雅は家族経営で雰囲気が非常に良い。初代が作り上げた究極のレシピをしっかりと継承していくことだろう。これから10年20年先も新雅の餃子と炒飯を食べられると思うと、それだけで幸せな気持ちになれるのであった。またこうしてまた一人新雅に心奪われるおじさんが誕生するのであった。アーメン!


店舗基本情報
店名:新雅(しんが)
電話番号:03-3946-2077
予約可否 :不可
住所:東京都文京区水道2-11-2
アクセス:
江戸川橋駅から87m
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13185107/
営業時間
11:00~14:00(L.O.13:50) 土曜は13:30まで
17:00~21:00(L.O.20:50) 土曜は20:00まで
定休日
水曜・日曜・祝日


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