中目黒の宝来。ガクログ3.3。

中目黒の宝来。ガクログ3.3。

この日は中目黒に用事があり、目黒川付近をうろうろと散歩していた。
梅が少しずつ咲き始めていて、テレビでは早咲の河津桜を見に行った人が取材を受けている。
もうすぐ三月か。今年もすでに4分の1が終わろうとしている。
今年こそ絶対に欽ちゃんの仮装大賞に出場したい。
去年最終選考で小学生の団体に敗れて以来、私はリベンジを心に誓っている。
子ども、お年寄り、団体が優先される欽ちゃんの仮装大賞審査会にたった一人で挑んでいくオジさんのロマンだ。

そんなことを考えながらお昼は大好きな幸楽か高伸にしようと思っていたが、いつもお店の前を通るたびに気になっていた宝来に行くことにした。
赤地に黄色の文字で『味の宝来』と書かれている
”味の宝来”っていうのは”味が自慢の宝来”っていう言葉が省略されているのだろうか。相当な自信を感じられる。
私の場合は”欽ちゃんのオジさん”だろうか。”欽ちゃんの仮装大賞に出たいオジさん”
外観は町中華好きとしてはたまらないビジュアル!

ガラガラガラッと扉を開くと、とても煙っぽい。あれ、ここ焼肉屋だっけ?くらい煙い。
タバコの煙だけではなく、厨房の煙も充満しているのだろう。
息ができないほどではないが、洋服の匂いは諦めないといけないかもしれない。
終日プクプク可能という喫煙者のパラダイス的存在のようだ。町中華あるある。
その煙の向こうからかなり元気な声が響いてくる。元気な声というかめちゃくちゃでかい。
実はこの声はお店の外観の写真を撮っている時にもこの声は聞こえていた。
中華料理屋さんで活気のあるところは美味しいお店が多い。今回も期待できそうだ。

店内の構造は小上がりとテーブルが2つ、6人ほど座れるカウンターがL字型に厨房を囲んでいる。
もちろん厨房が覗けるカウンターをチョイス。着席。
どんな渋い親父さんが料理を作っているのかと思ったら、女性二人が忙しそうに鍋を振るっていた。
ホールの女性と合わせて女性3人でお店を回すのは間違いなく大変にも関わらず、笑顔で元気良く対応してくださることに驚きと感謝。



餃子:550円
餃子はヒダが織り込まれた後に捻じりこまれており、美しいフォルムが特徴。
少し包みが甘く開いてしまっていたものの、上部はしっかりと閉じられている。
味は結構濃く、にんにくがかなり強めに効いているので、デート前には絶対に食べてはいけないタイプの餃子だ。
今日は運良く偶然たまたまデートの予定はなかったので、何も気にすることなく全力で食べた。うまい。
美味しいが、もう少しお肉や野菜の味を感じることができれば良いかな。


炒飯:680円
炒飯は白い。あまりオイスターソースや醤油などの色のつく調味料で香り付けがされていないようだ。
案の定、塩胡椒、魔法の粉で味付けがされており、少しアクセントに欠けるかな。
お米のダマが多く残っているところはフライパンで作られるオカンの炒飯とよく似ている。
もう少し火力を上げてしっかりと炒められていても良いかもしれない。
ただノスタルジックな空気が味わえるので一度試してみるのは良いかもしれない。

全体的に懐かしい味が魅力の宝来。
他のお客さんが食べてた炒め物やカツ系がとても美味しそうだったので、今度は違うものを食べてみようと思う。
宝来は元気にハードワークするお母さんが印象的な中目黒で愛される町中華なのであった。


店舗基本情報
店名:宝来
電話番号:03-3791-7057
予約可否 :予約不可
住所:東京都目黒区中目黒1-4-18
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13046576/
営業時間
[月~土] 11:30~14:30
17:00~22:30(L.O.21:30)
[日] 11:30~21:00
定休日
水曜、祝日

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