川崎の成喜。ガクログ3.7。

友人と川崎のコストコに行くことになったので、川崎市民の方にオススメされていた成喜へ。
昼間から家族連れの行列ができていることから地元に愛されているのがよくわかる。
席は１階で６０席。２階の座敷も合わせれば100名以上入れるほど大きいのだが、その１階は常に満席フル稼働。
お母さんは忙しいながらも笑顔で一人一人丁寧に接客している。これが毎日続くのだからすごいなぁ。
昼時のピークタイムにも関わらず、5分ほどで入店することができた。

私はどうしても食べたかった餃子と炒飯、友人はなぜか炒飯とコーンスープを注文。
中華料理屋でコーンスープ頼む人が初めてだったので何度もそれで良いのか確認したが、固い意思だったため認めることにした。
ここの餃子は1個単位で数量を調整できるのが嬉しい。

川崎はいつのまにか自らのことを“餃子の街”と呼んでいる。
川崎餃子の特徴としてはツケダレが餃子用に開発された“かわさき餃子みそ”という味噌ダレにお酢とラー油を入れて食べるという点みたいだ。
”かわさき餃子みそ”は成喜の会長である鬼塚さんが会の会長を務めるかわさき餃子舗の会が開発したそうだ。
じわじわと東京で浸透している“酢ラー油“と神戸の“味噌ダレ”のハイブリッドのようなタレを密かに開発していたとは！やるな川崎！
果たしてこれからこの“餃子の街”という呼び名を醸成化していくことができるのだろうか。
私は一人でも多くの人に川崎＝餃子のイメージを付けられるように少しずつ啓蒙活動を行なっていこう。

餃子:378円

サイズ的には少し大きめでとにかく焼き目が綺麗。
焼き目の滑らかさを見る限り、長く使い古されているかつ、よく手入れされている鉄板でお水少なめで焼き上げられている。
店内から厨房は見えないのだが、おそらくステンレスや鍋などピッカピカに磨き上げられているのであろう。
先ほどの“かわさき餃子みそ”の使い方に書いてある通りに味噌とお酢とラー油を配合して餃子をパクリ。
どっひゃーーー！！めちゃくちゃ美味しい！！
味噌の深いコクとニンニクのパンチがうまく餃子と融合している。
ほんのりニンニクの香りが残るお野菜多めの優しい味の餃子にコクが追加され、濃い味付けでビールがたまらなく飲みたくなる。
昼間から餃子をアテに飲んでいる人が多い理由がよくわかる。あー、なんで車で来たんだろう。

エビ炒飯:810円、卵スープ:486円

この後出て来た炒飯と卵スープもすごい美味しかった。
炒飯はエビだけでなく、ゴロゴロとチャーシューが入っていて、塩ベースの味付けにアクセントを加えている。
しっとりと行き渡っている油が香り高く、口の中で広がっていく。
コーンスープは想像していた炒飯に付いて来るスープのようなものと違い、一品料理としての格を感じた。
卵とコーンの味が濃厚でとろみの強いだしの効いたスープが身にしみわたる。
何より甘ーい味付けがめちゃくちゃうまい。
どちらも成喜に来たら毎回頼見たくなる一品だった。

こんな安くて美味くて親切な町中華が流行らないはずがない。
食後に少し散歩してから帰ったのだが、川崎にはまだまだ魅力的な町中華が多く存在していそうだ。

余談だがコストコで唯一買った冷凍餃子が驚くほどまずかった！！
会社の女の子たちがコストコに売ってるものは全部美味しいって聞いたのに！

店舗基本情報
店名：中華成喜 （ナルキ）
電話番号：044-244-4888
予約可否 ：予約不可
住所：神奈川県川崎市川崎区小川町2-11
URL：https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140501/14001910/
営業時間
11:00〜21:30(LO 21:00)
日曜営業
定休日
年末年始

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