中野坂上のミッキー飯店。ガクログ3.9。
中野坂上から5分ほど歩いた住宅街にポツーンと建っているミッキー飯店。
いかにも怪しい名前だが、かの有名なミッキーマウスとは一切関係がないという。
恵比寿で昭和44年に開業する際、満州から帰ってきたお医者さんに、舟の帆が喜びを孕むという意味で”盈喜(みつき)”という名前を当ててもらい、当時カタカナの”キ”のつく企業の業績が良かったことから、”ミッキー飯店”と名付けたという。(町中華探検隊の記事にそう書かれていた。)
確かに店内にはディズニーを匂わせる置物や張り紙などは一切置いていない。
無理やりミッキーの影を探すとするならば、店頭に置いてあるメニューの前に置かれた白い貝殻が西海岸風な空気を醸し出しており、うっすらディズニーの本家があるカルフォルニアを匂わせていることくらいだ。
店内はカウンター8席と4人テーブル2席の合計16席。
そんなこじんまりした店内には豊富なメニューがずらりに並んでいる。驚くことに中華料理全般が揃っている。
その中でも豚肉、レバー、野菜の餡かけの”ミッキーメン”、”ミッキーライス”、”ミッキーかたやき”が気になるが、この日はレバーを食べるとお腹を壊すKIMIくんが一緒だったので、見送ることに。ミッキーライスの響きがミッキーマウスに聞こえるのは私だけだろうか。ディズニーには内緒にしておこう。
そして悩んだ挙句に、餃子、チャーハン、豚焼肉、麻婆豆腐を注文。
実はニンニクチャーハンも隠れた名物ということなので、次回は頼んでみようと思う。
それにしてもどのメニューも安い。
料理が出て来る間、ビールを飲みながら店内を眺めていた。
なんてことか、貼り出されていた営業許可証書が昭和44年で有効期限が切れているやないかーい。
ちょうどこの日のお昼に新元号”令和”が発表されていたところ。昭和で止まった営業許可は平成を通り越して、令和になってしまう!
KIMIくんと思わず笑ってしまったのだが、よーく見てみると所在地が恵比寿になっていたので、お店の歴史を紹介するために張り出しているのかもしれない。
ミッキー飯店は開業当時は恵比寿のタコ公園の目の前のビルで営業していたのだが、ビルの建て替えにより、この地に移って来ているのだ。
改めて店内を眺めてみると、お店の奥にしっかり直近の営業許可証が貼り出されていた。ほっ。
餃子:450円
まずは餃子が到着。
お皿は代々木八幡の芳月園と同じものかな。このタイプ好き。
焼きムラはあるがお皿の赤い縁のおかげで美味しそうな空気を醸し出している。
結構ヤワヤワなそのボディをお箸でつまむと今にも破けてしまいそうだったので慌てて口に運ぶ。
豚肉、にら、キャベツの肉餡が想像以上にジューシーで粘り気がある。このネッチョリ感が最高にうまい。
歯で噛むというよりも、口の中で押しつぶすように食べると、旨味が舌の上で一気に広がっていく。
なんでこんなにおいしいんだろ。ほんとに不思議。
何よりニンニクチャーハンが最高にうまい!!焦げたニンニクと醤油の香りがたまらない。お米の硬さも絶妙。これは絶対に食べるべし。
麻婆豆腐:550円
豚焼肉:600円
炒飯:580円
その後、麻婆豆腐、豚焼肉、炒飯が出て来たのだが、どれもかなり絶品で驚きの連続だった。
特に麻婆豆腐はひき肉たっぷりで、餡の絶妙なスパイスの辛味がとてつもなく美味しかった。
次は絶対に麻婆豆腐丼を食べたいくらい。歴代トップ3に入る美味しさだった。
あとあと知ったのだが、ミッキー飯店は餡かけやとろみ系の料理が売りということだ。とても納得。
餡かけではないが、炒飯も焼豚の旨味がよく出ていて、非常に美味しかった。
おいしい料理にビールが進み、話が盛り上がり、あっという間に閉店時間に。
ここはかなりの穴場中華かもしれない。
優しいお母さんとお父さんが醸し出すアットホーム感が最高。
これから頻繁にお邪魔することになりそうだ。ミッキー飯店大好き!
ps. KIMIくんのポケットに入っているのはパンティじゃなく、ポケットチーフというものらしい。
僕はうっかりお母さんのパンティをポケットに突っ込んだまま家から出て来たのかと思っていた。
店舗基本情報
店名:ミッキー飯店 (ミツキーハンテン)
電話番号:03-3374-9677
予約可否 :予約不可
アクセス:
中野坂上駅より徒歩7分
中野坂上駅から374m
住所:東京都中野区本町2-17-4
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131903/13073445/
営業時間
11:30~14:00
17:00~21:00
定休日
日曜日
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