亀戸の長壽。ガクログ2.6。

亀戸の長壽。ガクログ2.6。

店構えは町中華ファンをうならせる。
初めてタージマハルを見たときの感動に似てる。哀愁漂うその外観はうっとりするほど仕上がっていて、外観だけで酒が飲める。

カウンターにはセルフのゆで卵。コンビニのチロルチョコみたいに取って食べる人がいるのか気になるが、いつから置いてあるのかわからないそのゆで卵を目の当たりにして、私たちは勇気が出なくて食べることはできなかった。
テレビの上の招き猫たちはサランラップでしっかり密閉されて苦しそうに右手をあげて助けを求めている。招き猫やだるまなどの縁起物にサランラップは町中華では当たり前。サランラップのその数奇な人生は同情に値する。来世は甘い桃とかカレーとかを包める人生だといいね!あ、美容室のカラーで使われるのも嫌だね!

厨房にはお父さんとその息子さん?らしき方の2名。ほぼ無言でコミュニケーションを取っている。後継者問題は大丈夫そうで少し安心した。
餃子と瓶ビール、そして豚肉とナスの味噌炒めを注文。

最初に出てきた豚肉とナスの味噌炒めはあまりにも平面的で驚いた。イメージではたっぷりの豚バラと分厚いナスが山積みになっていたので、そのギャップは意外だった。ナスはスライサーで切ったかのような薄さ。ただ、味付け自体は味噌炒めというだけあって濃厚で甘辛い味噌ダレが豚肉とナスにしっかりと絡まっていてうまい。この照りはずるい。
案の定二人でツマミとして食べていたらあっという間になくなっていた。味は美味しかったので、もう少しボリュームがあると嬉しいな。

次に出てきた餃子はなぜか黄色かった。皮はもしかしたら手作りなのか一つ一つ疎らな形をしていた。色に不安を抱えながらも手作りの皮に少し期待が膨らむ。
ただ、食べてみると味に関してはなんと表現したら良いのかわからないが、あまりに独特な味と匂いがして食べることができなかった。少し魚っぽいような、食材が古くなっているような。友人も同様にこれ大丈夫?と私に聞いてくるほどのインパクトがあった。
私達はお箸が止まってしまったが、カウンターの隅で食べていた男性は一人で餃子を完食していたので、我々の修餃不足だったのかもしれない。あるいは一見さんの我々には違う餃子が用意されたのかもしれない。そう思うしかなかった。

友人のパッションによりなんとか完食。一人だったら相当追い込まれていただろうから助かったよ友人!

料理はうーんだったけど、今日はたまたまだったのかな。でもダラダラと瓶ビール飲みながら楽しい時間を過ごせたから、まあいっか。
ちなみに食べている途中、後ろにはずっと猫がお店の中に入りたそうに覗き込んでいた。気をつけろー、君もサランラップ巻かれちゃうぞ!

 


店舗基本情報
店名:長寿(長壽)
電話番号:03-3682-2494
予約可否:不可
アクセス:
亀戸駅から188m
住所:東京都江東区亀戸6-26-11
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13008262/
営業時間
(月〜金)
11:00〜23:00
(土)
11:00〜22:00
定休日:日曜

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2 件のコメント

    • 世界のジョンJがこのサイト見てると思いませんでした!ここまで日本語マスターしてるとはさすがです!
      オーストラリアから無事に帰還できたんですか?

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