浜田山のしむら。ガクログ3.3。

浜田山のしむら。ガクログ3.3。

駅降りて踏切渡ってすぐのところになんとも渋くて堂々とかっこいい看板。よく見ると看板の下にはプーさん、トトロ、トーマス、ピカチュウ、オラフ、アンパンマンを並べ、巧みに子どもの興味を引いている。今の所日本にはこれ以上の愛されメンバーはいない。肩を並べられるものはプリキュア、ドラえもん、 kebabくらいだろうか。違うか。この子どもにしか目に入らない位置にぬいぐるみを並べる素晴らしい商売魂に感動しつつ店内へ。

店内は幅広い年代のお客さんでほぼ満席。常連さんが多いところから長年地元に愛されているお店ということがよくわかる。制服を着たウェイトレスさんは接客も素晴らしく、コロナのアルコール対策もバッチリ。おかげで安心して料理に集中できる。子ども用の椅子も用意してくれているので家族連れの方も使いやすいお店。初めてきたのにも関わらずどこか懐かしさを感じるのは居心地の良いってことなんだろうな。

しむらの人気メニューは炒飯。店内の奥から聞こえる鍋の音がそれを物語っている。具材はナルト、ネギ、チャーシュー、グリンピース、卵。チャーシューから溶けた脂が炒飯全体にコクを与え、しっとりと仕上がっている。この素朴さが良い。油っぽすぎたり、味が濃すぎたり暴力的な炒飯も美味しいんだけど、こういう優しい炒飯が好きだ。
ただ添えられた紅生姜がやや薬品の匂いが気になった。私だけかもしれないが。炒飯がすごい美味しかったからモーマンタイ。

チャーハンについてくるセットのたまごスープが身にしみる美味しさだった。

餃子は私が今まで食べた中でもっとも焼き面が細い。その幅なんと2cm。カイジの鉄骨渡りの幅が10cmほどと考えるとこの細さは異常だとわかる。皮は薄めだがモチモチと強い弾力。野菜中心の餡はねっとり系でやや少なめ。人参を使っているのが珍しいところ。炒飯同様に餃子も全体的に優しい味をしていて、老若男女に愛される味付けだ。私は少し物足りなさもあったので途中から酢ラー油をつけていただいた。
もう少し肉餡を詰めて焼き目を広げたらさらに美味しくなりそうな気はするけど、これが長年愛されるしむらの餃子なのだ。

午後に瓶ビール飲みながらのんびり食事するにはなんともちょうど良いお店。天気も良いし原田知世のクチナシの丘でも聞きながら家に帰ろうっと。そんな気分。


店舗基本情報
店名:中華料理 しむら (しむら)
電話番号:03-3302-3464
予約可否 :予約可
住所: 東京都杉並区浜田山2-20-8
アクセス:
浜田山駅から63m
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131805/13045381/
営業時間
[月~水・金] 11:00 – 15:00
17:00 – 21:00
[土曜・日祝] 11:00 – 14:00
17:00 – 20:00
定休日
木曜日

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