初台の蘭蘭酒家。ガクログ3.8。
“ランラン”と聞いたらポンポ、ポンポ、ポンキッキーズの鈴木蘭々を思い出すだろうか?
そんなあなたはバリバリの昭和世代だ。
餃子好きが”ランラン”と言えば、初台の蘭蘭酒家に決まっているのだ。
この日は生姜焼きを食べに菱田屋に向かったのだが、まさかの臨時休業。
次に原宿の時田やに向かったが、こちらも臨時休業。GW明けは営業時間が読めない。
途方に暮れている時、ふとインスタのストーリーを開くと蘭蘭酒家で友人がご飯を食べていた。
蘭蘭酒家といえば餃子好きの中でも人気のお店だ。
これは行くしかない。
神泉→千駄ヶ谷→初台とまあまあな距離を自転車で爆走した。
尋常ではない汗をかいたのだが、餃子のことを考えるとどこまでも自転車を漕げる気がする。
そもそも私は生姜焼きが食べたかったのだが、いつの間にか目的が餃子に変わっていた。
ここ数年は餃子のことで頭がいっぱい。餃子のために生きているようなもん。
餃子のために働き、餃子のために生活する私はまさしく餃子の奴隷。”Slave of Gyoza”
初台の商店街に店を構える蘭蘭酒家はいかがわしいマッサージ店のようなとても渋い外観。
入り口の両サイドには大型の観葉植物が置いてあり、中を覗くことはできない。
そんな外観ゆえに少し不安になるかもしれないが、お店から出てくるお客さん表情を見ると安心することができるだろう。
蘭蘭酒家から出てくるお客さんはみんな本当に満足感のある最高の笑顔でお店から出てくるのだ。
お店に入ってみるとこの日は9割ほど席が埋まっていた。さすがは初台の人気店。
内装はダークカラーが基調となっており、テーブルはなんと大理石。
夜は予算的に6,000~8,000円ほどであるが、ランチであれば1,500円で十分楽しめる。
もはやメニューなんていらない。餃子定食一択だ。
お目当の餃子定食を注文してから10分ほどでご対面。
いかにも美味しそうな三日月型のフォルムをした大きめの餃子が4つ。
見るからに分厚めでもっちりしている皮も手作りだろう。
13回ほど細かく織り込まれたヒダまで美しい。
うわー、この餃子を枕にしてお昼寝したい!!
かぶりついてみると、餃子の中から肉汁が爆発。
着ていたTシャツに思いっきりシミがついたが、大歓迎。餃子好きに取って白Tのシミは勇気の証だ!
それにしてもこの肉汁の美味しさは異常。高級中華スープを飲んでいるような気分だ。
それもそのはず、1973年創業の蘭蘭酒家の2代目田中秀典さんは中国で餃子を食べ歩き、餃子の味を研究。そしてたどり着いたのが、蘭蘭名物の小籠包をヒントに生まれたスープ入り餃子なのである。
もっちもちで噛み応えのある皮の中から口いっぱいに美味しいお肉の旨みと絶品スープが広がってくるのだ。
なるほど、この手作りの分厚めの皮でなければこのスープをキープすることはできないだろう。
皮も肉餡もレベル高くて悶絶寸前だ。
さらに蘭蘭酒家で餃子を食べるときは自家製のラー油を試してみてほしい。
こだわりの香辛料を混ぜ込まれた自家製ラー油をつけて食べるとさらに美味しさがアップ。美味しいから超美味しいへ。
こんな美味しいラー油があるなら麻婆豆腐も美味しいに決まってる。
今度は麻婆豆腐定食を頼んでサイドメニューで餃子を頼んでみようっと。
初台、幡ヶ谷、笹塚は本当にいいお店が多いなぁ。
今度引っ越すときは是非とも住んでみたいエリア。
きょうもごちそうさまでした。
店舗基本情報
店名:蘭蘭酒家 (ランランチュウジャ)
電話番号:050-5597-2390
予約可否 :可(ランチタイムはコースの予約が必要)
住所:東京都渋谷区初台1-39-12 初台富士ハイライズ
アクセス:初台駅から131m
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13001036/
営業時間
ランチ 11:30~15:00(L.O.14:40)
ディナー 月~金 17:00~23:00(L.O.22:00)
ディナー 土・日・祝 17:00~22:30(L.O.21:30)
日曜営業
定休日
毎週木曜日(1〜11月)
12月は28日迄休まず営業 12/29〜1/3休み。
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