原宿の和味餃子。ガクログ2.9。

いつもこの付近を自転車で通るたびに気になっていた和合餃子という看板。
この日は原宿付近で暇していたのでランチで行ってみることにした。
お店が原宿にできて、もう4年だそう。
和合餃子は六本木の駄菓子屋(居酒屋)と白金の茶懐石鮨を運営している会社のお店だ。

地下にある客席はたったの5席しかない。
激狭店でいうと高円寺の赤天や北千住のりんりんが有名。和合餃子もそれらに負けてない狭さだ。
ゴールデン街や屋台が大好きな外国人はこういう狭いお店が珍しくて日本らしさを感じるのだろう。外国人のお客さんも多く訪れていた。
店長はスキンヘッドで後姿は怖かったが、振り向くと表情が柔らかくて接客が丁寧であったかい。このギャップはキュンとするやつやないかーい。順番待ちのお客さんへの声がけや心遣いは素晴らしかった。

とりあえず案内されたL字カウンターの角っこに座ってメニューを凝視。ちなみに足元には冷蔵庫があるため、足はカウンターの下に入れることはできない。
ランチのメニューは餃子丼、餃子定食、スープ餃子定食の３つ。
そこから更に『本鰹だし餃子』と『辛味噌ゆず餃子』の２種類から餃子を選ぶことができる。
もちろん初めてのお店なので両方の味を楽しめる２色餃子をチョイス。

待っている間は自分の左側で自撮りをしている女子2人のスマホに写り込まないように体の向きと頭の場所を微調整を繰り返していた。
そうでもしないと、ちょうど2人の真ん中に写りこんでしまうのだ。こんな気遣いできるおじさんは全国でもかなり少数だろう。どんだけ撮るんだよ。餃子に集中しろーい！2人の自撮りはエスカレートしていき、最終的には目の前に出された餃子はアングルから外れていた。アーメン！

そんなことをしているうちに私の餃子定食が到着。

わー、本当に紅白だ。
餃子の他に茶飯、お漬物、汁物、デザートが付いて、本当に定食になっている。

白い餃子は『本鰹だし餃子』で築地の削り節屋から仕入れた削りたての鰹節やホタテ海老などが惜しみなく使われているニッポンの旨味たっぷりの餃子らしい。(HP情報)
確かに食べてみると出汁の風味がすごい。かなり強い。
ただ皮は水分を多く含んでおり、ふにゃふにゃ。肉餡は少なめかな。
舌バカを疑われそうだけど、なぜか餃子というよりもソーセージみたいな味がした。
海鮮の出汁を使っているからそんなはずはないのだが、私はそう感じた。完全にソーセージだ。
味を変えてみようとテーブルに並んでいた柚子胡椒ポン酢ジュレ使ってみたけど、すぐに後悔した。
味が想像以上に安っぽく好みが分かれる味だったので、少し味見してから使うのが良いだろう。

続いて赤い餃子『辛味噌ゆず餃子』。
『辛味噌ゆず餃子』はゆずの香りとピリッとした辛味噌が特徴らしい。
こちらも白餃子と同様に皮がふにゃふにゃ、肉餡少なめ。
食べてみると、確かに少しピリ辛でゆずの香りが口いっぱいに広がる。ただ、すごい柚子。too much 柚子。なんか不自然な感じ。
うーん、イマイチ。

茶飯は普通に美味しかった。お漬物と茶飯なんて最高の組み合わせだ。
一方で、汁物はお吸い物。さんざん出汁にこだわった餃子を食べていたので、汁物は普通のお味噌汁がよかったなーなんて。
そして甘味はなぜか和食を離れて杏仁豆腐。もうここまできたら出汁の効いた茶碗蒸し出して欲しかったなーははは。

後々知ったのだけれども50種類以上の日本酒ワンカップが飲めるのもお店のウリだという。
あんまりこの席数が少ない店内で日本酒ワンカップを飲もうとは思わないけどな。。。

ここは原宿餃子楼同様、外国人向けのお店なのかな。
餃子は好き嫌いがはっきり分かれると思う。
私はここの餃子は和食屋さんの一つのメニューとして出てきたら嬉しいって感じで餃子専門店の餃子としてはあまり響かなかった。
餃子が食べたいって人はイメージからだいぶズレてしまうので、まだ原宿餃子楼に行った方がいいだろう。
餃子じゃなくとも美味しい中華を食べたいって人だったら、餃子はメニューにないのだが、竹下入口付近にある『龍の子』が最高。美食家で知られる藤原ヒロシさんや梶原由景もおすすめしてるのだから間違いない。

このお店を出た後大好きなケバブ屋さんに向かったことは言うまでもない。アーメン！

店舗基本情報
店名：和味餃子 （ナゴミギョウザ）
電話番号：03-6804-5569
予約可否 ：不可
住所：東京都渋谷区神宮前1-21-15 原宿ATMビルB1F
アクセス:原宿駅から168m
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13187479/
営業時間
昼　11:00～15:00
夜　18:00～23:00
夜16:00〜22:00
日曜営業
定休日
火曜日