新宿の上海小吃。ガクログ3.6。
入店直後からビビっているKIMI君。大型犬に出会ってしまった仔犬のような表情だ。
新宿のディープなスポットにあるディープな上海料理屋さん。
少なくともここは日本ではない。イメージは映画スワローテイルのアヘン街だ。
食べログによると予約の電話は基本的に中国語で出るということ。中国語が話せない方は日本語の話せるレイコさんという方に代わってもらわなければならない。
なんというハードルの高い予約システムだ。(実際は日本語ができる方が結構いる。)
この日は鮮肉煎餃(餃子)を目当てに食べにきたのだが、周りのテーブルではうさぎちゃんや鳩さん、アヒルの血、タランチュラなどが普通にテーブルに置かれている。
我々は男4人で行ったにも関わらず上海蟹も怖くて食べられないヘタレ集団。
もちろんそんなものを食べれるはずもなく、沈黙。
周りのテーブルから聴こえてくる咀嚼音だけで恐怖心が湧き上がってくる。
みんなトイレも一人で行けなくなってしまったことは秘密だ!
頼んだものは焼餃子(鮮肉煎餃)、水餃子、麻婆豆腐、豆苗炒めとかなり無難なものをチョイス。
メニューをコソコソ選んでいる時、我々はすでに誇り高き日本男児という言葉は捨て去っていた。
怖いものを見ないで帰ることを無言で意思疎通していたのである。
鮮肉煎餃
カリッカリに揚げ焼きされた餃子はフォルムから独特。
うおー、私には餃子すら手足をもぎ取られた蟹に見えてきた。。。
勇気を出して食べてみる。(目はつむっていた)
皮がしっかりと揚げてあるのでお煎餅のようになっており、ジューシーな弾力のある肉餡との食感がたまらない。
肉餡はダシ醤油がとてもよく効いており、使われている香菜(パクチーではない)がアクセントになっている。
ん、日本の餃子とは全くの別物だと考えた方がいいが、めちゃくちゃうまい。
おすすめされて途中から黒酢をつけて食べ始めると完全に現地の味!
「そうそう、この味この味!」と誰も中国に行ったことのない男4人で確かめ合うのであった。
お母さんが教えてくれたのは、餃子に使われている調味料は全部現地のものを使っているとのこと。
日本の醬油はマズイから中国の醤油を使ってるよーと話していた。
私は絶対に言わなかった。テーブルの上には日本の醤油が置いてあることを、店の外にヒゲタ醬油の空になったボトルが置いてあったことを。。。
ちなみにお母さんはめちゃくちゃ綺麗だ。本当に麗しいという言葉が似合う。
若い時のお母さんのポスターが店内に貼ってあるのだが、惚れ惚れしてしまうほど。
お母さん大好き。
そんな感じで終始ビビっていながらも美味しい料理と綺麗なお母さんの対応に大満足して店を後にした。
次はゲテモノ含めて是非とも色々なメニューにチャレンジしたい。
ただ一人でトイレに行ける勇気ある仲間と脳を激しく麻痺させる強いお酒が必要かもしれない。
店舗基本情報
店名:上海小吃 (シャンハイシャオツー)
予約:03-3232-5909
予約可否 :予約可
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-3-10
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000235/
営業時間
[月~土]
18:00~翌5:00(L.O 4:30)
[日・祝]
18:00~翌2:00(L.O 1:30)
日曜営業
定休日
無休
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