月島の生駒軒。ガクログ3.3。
月島と言えばもんじゃと答える人がほとんどだろう。
でも私はそういう場所で圧倒的勢力にも負けずに戦っている町中華を探したくなる。
生駒軒はそんな思いを持って町を徘徊しているときに出会ったお店である。
店構えは電光看板を使用していてかなり派手だが、白地に赤文字の中華料理の暖簾や汚い字で書かれた(←失礼。)黒板メニュー、店の前に乱暴に停められているママチャリなど、何とも表現できないノスタルジックな町中華がそこには広がっている。
ガラリと扉を開けてお店に入ると先客がいて、おじさんとおばさんの計4人でテーブルを囲んでテレビを見ていた。
結構ラフな格好しているからご近所の常連さんかなと思っていたら、そのうちの1人のおじいさんが突然立ち上がり「いらっしゃいませーー」と挨拶してくれた。
あ、みなさん店員さんだったのか!すごいリラックスしてるではないか!
少し驚くとともに19時というご飯時にお客さん0というのは少しやばい店に来てしまったかと不安になった。
私が餃子とビールを頼むと他の店員さんも立ち上がって準備に取り掛かってくれた。
1人の客に対して4人で準備してくれてるVIP対応だ。
なにより全員愛想が良くて目が合うとニコッと笑ってくれる。
程なくして餃子とビールが到着。
みんな料理を出し終えると再びテーブルに戻ってテレビを見始め、タレントにいちいち突っ込みをいれていた。
なんてほのぼのした中華だ。できれば私もそのテーブルに混ざりたい。
お店に入った時に感じた不安とは裏腹に、餃子は肉汁がポタポタ落ちるくらいジューシーでうまい。
生駒軒と書いてある素敵な取り皿を片手に肉汁がこぼれないようにしないといけないほどだ。
肉餡は皮に対して少なめであったものの、お野菜が多めでニラの風味が効いていておいしい。
結構塩気が強く効いているのでお醤油つけなくてもビールが良く進む餃子だった。
月島にデートに行ってもんじゃを食べるなんてありきたりなデートをしているあなた!
たまには少しディープな町中華に行くのも粋なんじゃないだろうか。
店員さんがみんなテレビを見ている生駒軒はそんな時にぴったりなお店だろう。
店舗基本情報
店名:生駒軒
電話番号:03-3531-6467
予約可否 :予約不可
住所:東京都中央区月島1丁目26-10
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131302/13056652/
営業時間
月~金 11:00~15:00
17:30~21:00
土 11:00~15:00
定休日
日曜祝日
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