桜新町の宝蘭。ガクログ3.6。
まずは桜新町駅に降りてすぐにあるカツオくんとわかめちゃんに挨拶。
真冬にも関わらず二人とも半袖半ズボンという寒々しい格好なのだが、誰かが落し物の手袋をかぶせていた。思いやりのある行動だが、手袋よりも先に長袖を着せてあげたいところ。
そんな駅から7分ほど歩いたところに宝蘭はある。
セブンイレブンを彷彿させるレンガ張りの外壁に真っ赤な看板が光り輝く。飛行機が空港だと勘違いして突っ込んでくるくらい明るく輝いている。
店内は中華料理屋さんとは思えないほど綺麗。壁には無駄な掲示物が一切なく、白い壁が印象的だ。
カウンター4席にテーブル3つ、奥には座敷があるようだ。スペース的にも余裕があるので子連れで来ても安心だ。
厨房のお父さんとお母さん、そしてホールの女性もみんな親切で愛想が良くてほっこりする。
事前に美味しいと聞いていた炒飯と餃子を注文。カウンター席であれば厨房を見ることができるので待ち時間も退屈しないだろう。
厨房での調理は基本的に70歳近くのお父さん一人で回していた。
どんな料理を作るときも中華鍋をしっかりと振っている。カコーンカコーンと中華鍋と五徳がぶつかり合う音が美しい。見ていて惚れ惚れする丁寧な仕事。
そしてその傍ら餃子も仕上げていく。年季の入った鉄鍋に並べてお湯を入れて蓋をする。餃子に命が吹き込まれる瞬間を目にすることができた。動物奇想天外で見たライオンの出産シーンよりも美しい。もちろんライオンの出産シーンも涙なしでは見られない感動があるのだが、宝蘭のそれには敵わなかった。
焼き餃子はパーフェクトと言えるほど焼き目が美しい。イケメン餃子。どこか自由が丘の寿福の餃子に似てる。
お皿も名前入りで可愛いな。
皮の食感は見ての通りだが、特に美味しかったのは肉餡。豚肉の甘みとニラの香りがしっかりと感じられる。調味料をいっぱい使わないでもこんなに餃子は美味しくなるんだと感心。そして自分が好きな餃子だなぁという気持ちと同時に懐かしさを感じた。その懐かしさについてよく考えてみると、昔おばあちゃんが作ってくれた餃子とよく似ているということに気付いた。あー、すっきり。
炒飯は玉ねぎ入りで焼豚の他に干し肉?のようなものも入っている。
こちらも油っぽすぎず、味濃すぎずの絶妙な味付けで、玉ねぎの甘みとお肉の旨みがふわふわと口の中で踊る。優しい味。おいしいなぁ。
瓶ビールも飲んでいたので、餃子と炒飯でお腹いっぱい。
帰り間際も笑顔でお見送り。
素敵なお店でした。ごちそうさま。
店舗基本情報
店名:宝蘭
電話番号:03-3420-0870
予約可否:可
アクセス:
桜新町駅から461m
住所:東京都世田谷区弦巻3-12-20
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13062291/
営業時間
11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~20:30(L.O.20:00)
定休日:水曜
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