沼津の中央亭。ガクログ3.8。

この日は友人とIZUCLIFFへ旅行。
沼津ICで降りて西伊豆に向かう行程だった。

みんな沼津に来たら海鮮系や「さわやか」のハンバーグを食べたそうだったが、友人全員の意見を無視して中央亭へ強制連行した。


13時半に着いた時には店の前には行列ができており、私たちは滑り込みセーフ。最後のお客さんとなった。
いつも14時前には売り切れ&閉店という人気ぶりだ。そのため、オープン時間に合わせて行くのが安心かもしれない。

中央亭小餃子定食(餃子6個)
中央亭中餃子定食(餃子8個)

中央亭の餃子は特徴がある。
1つ目は中央亭の餃子は四角い皮を使っている。
2つ目は焼いてから茹でるという特殊な作り方をしている。

せっかく焼いたのに茹でちゃうのだ。
歯磨き後のハイチュー、就寝直前の眠眠打破、キス後のビンタ、ボランティア後のポイ捨て、ダイエット後のエッグスンシングスと同じこと。
なんで焼き餃子の良いところをわざわざ打ち消すようなことをしてしまうんだと思うだろう。
だが、一度食べれば誰もが中央亭のその唯一無二の口どけに酔いしれる。カリッ、ネチャッとしたしんなり食感に流れ出る肉汁。たまに姿を現す香ばしさ。雨に濡れた落ち葉を食べているような不思議な食感だ。
焼いてから茹でるという行為は良さを打ち消すものではない。むしろ2つの良さを引き立てるものであった。サウナ後の水風呂、徹夜明けの爆睡、ケンカ後の仲直りのキッスと同じなんだ!

ジューシーな肉餡が詰まった餃子。


皮の中にはパンパンに肉餡が詰まっている。ふんわりと軽い豚肉の旨味。ごま油の香ばしさ。キャベツの甘み。うますぎる。
オイリー&ボリューミーで満足感があるので普通の人は小定食(餃子6個)で十分。まあまあ食べられる方なら餃子が6つの中定食。個人的には餃子のみ+ビールでスッキリ流し込むのが最高かも。

私が感動したのは餃子だけでなく、店員さんの餃子に対する真剣さ。先代の口癖は「働き者であれ、寛大であれ」だという。しっかりとその意思を引き継ぎ、こんな繁盛店で忙しいにも関わらず何一つ手を抜かないところが70年間中央亭の味を守り続け人気店であり続けた秘訣なのだろう。心から尊敬する餃子屋さんの一つ。
お店にいる間は常にお店の方が見守ってくれている安心感がある。みんな笑顔で気持ち良い対応をしてくれる。セブンルールで紹介されるのも納得の素晴らしさ。

みんな満腹になり、また目的地に向けて車を走らせた。よし中央亭の焼いてからの茹でるという方法を見習おう。車で表現するのであれば猛スピードからの急ブレーキ!これは違うか!この後ひとり本気で車酔いしたのはここだけの話。また沼津に行ったら食べに行こうっと。

最後に中央亭と北口亭の違いを説明しよう。
結論から言うとこの二つは全くの別物です。行くなら中央亭一択。
元祖は中央亭。中央亭が流行り始めてから、名前も作り方も似ている北口亭ができた。
暖簾分けでも姉妹店でもない、まったく関係がないのだ。北口亭が中央亭を真似したのだ。
でもその全てを真似っこしてしまいたくなるほどに、中央亭は最高なお店ということなのだろう。来年くらいに南口亭ができていたら、おそらく私の仕業だろう!



#セブンルール #餃子 #沼津


店舗基本情報
店名:中央亭(ちゅうおうてい)
電話番号:055-962-4420
予約可否 :可
住所:静岡県沼津市大手町4-4-7
アクセス:
沼津駅から443m
URL:https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22003420/
営業時間
11:00~売り切れるまで
[テイクアウトの受け取り]
11:00~18:00まで(12月31日は15:00まで)
定休日
毎週月曜日、第3火曜日

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