乃木坂の蓮月。ガクログ4.1。

乃木坂の蓮月。ガクログ4.1。


蓮月は乃木坂駅から少し歩いたところにひっそりとある。
外から見てもお店の雰囲気が良いことがわかる。
お店は想像以上に小さいのだが、優しくて明るいオーナーと挨拶を交わせばすぐに場に慣れる。むしろかなり居心地が良い。
カウンターも壁ギリギリなので、トイレに行く際はオーナーに一声かければ厨房を通らせてもらえる面白い体験ができる。

そんなオーナーはシンガポールで行われた中国料理世界大会で優勝経験を持っているという。
中国料理の世界大会がシンガポールで行われているのが少し謎だが、すごいことには間違いないだろう。

メニューは驚くくらい少なくて潔い。
とりあえず全メニュー注文するのが良いだろう。
結構クセの強いメニューが多い。パクチーやクミンが嫌いな人には結構きついかもしれない。
我々もとりあえず一通り注文。


青唐辛子と胡瓜と香菜のサラダ:900円
これはパクチーがかなり強い。
油っぽいもの食べる前にはちょうど良いさっぱり感。


特選手作り焼き餃子(6個):700円

餃子は真っ赤なまん丸なお皿に載って出てくる。
少し大ぶりの餃子は焼き目が美しく、餃子の隙間から見える赤いお皿が食欲をそそる。
皮はもっちもちで肉餡から染み出たスープを含んでいるので、皮だけでも白米が食べたくなるくらい。
そして大き目の皮に肉餡がしっかりと詰まっており、ふわっふわで餡に含まれているスープが一気に口の中に広がる。
こんなふわっふわな肉餡は蓮月しかないと思う。餃子のタイプとしては葛西の独一処餃子が近いだろう。
お皿から、皮の食感、餡の量、味付けのひとつひとつにこだわりがつまっており、それらが絶妙なバランスを保っている。
最初はずっと何も付けずに食べていたが、途中からご主人特製ダレを少し付けて食べる。
これもまた計算尽くされたタレで酸味と辛味のバランスが良く、焼餃子にとてもよく合う。
にんにくは使っていないけれど、しっかりと下味が付いているので、ビールにも紹興酒にも合う最高の餃子だ。
店主は那須にいるとされる餃子の師匠の元で修行をしたという。
その師匠についてネットで調べたところ、ホテルサンバレー那須の黒田料理長という方らしい。
いつか食べに行ってみたい!!


続いて羊肉の手作り水餃子。
これもめちゃくちゃうまい。
ラム肉の臭みは一切なく、旨味のみがぎゅーっと凝縮されているものが、塊のお肉を噛むたびに口全体に広がっていく。
ラム好きにはたまらない餃子だと思う。


醤爆茄子:900円
とろんとろんになった茄子にオイスターソースのとろみがかかっており、非常に美味しい。
これはマストで頼むべき一品だ!


タラコと貝柱の冷ソバ:900円

このメニューがシメ的存在である。
温かいソバを食べたいところだが、冷ソバしかない。
美味しいのだけれども、冬はかなりきつい。
私はいつも自転車で行くので、冷ソバを食べて冷え切った体で30分自転車を漕いで家に着いた頃には体に体温はほとんど残らない。
個人的に蓮月に暖かいシメか、甘いデザートがあれば完璧なんだけどなぁ。

そんなこんなもあるが、餃子の細部まで考え抜かれ、拘り尽くされた究極のバランスの餃子が食べれるお店。

我々はどうしてもこの後に温かいラーメンが食べたくなり、近くの赤のれんまで歩いて行った。
餃子以外のメニューの拡充も期待したいところだ。


店舗基本情報
店名:亜細亜割烹 蓮月 (レンゲツ)
電話番号:050-5589-5965
予約可否 :可
住所:東京都港区南青山1-23-7 Grange南青山 101
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13182912/
営業時間
17:00~
※お昼の営業はお休みしています。
日曜営業
定休日
不定休

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