渋谷、西武百貨店『偏愛食堂』2月17日からLIU’Sgyozaが登場

渋谷、西武百貨店『偏愛食堂』2月17日からLIU’Sgyozaが登場!!

「偏愛食堂」は、一つの「食」を愛し、味も、知識も、徹底的に極めた「偏愛フーディスト」がプロデュースするレストラン。
百貨店初出店の話題店舗をはじめとする人気店が、ココでしか味わえない限定メニューを提供いたします。

簡単に言うと色々な分野の偏人(変人)達のオススメメニューを食べられるという企画で、2/17~3/15まで餃子の偏人・東京餃子通信の塚田編集長が餃子プロデュースするということで行ってみることに。
あまり普段入らないせいか、デパートってワクワクする。何か幼少期に特別な体験をしたわけでもないのだが、アニメなどで漠然と刷り込まれたデパートの憧れみたいなものが湧き上がってくるのだろう。何か新しいものに出会える予感がするのだ。胸を躍らせながらエスカレーターを登る。

偏愛食堂に入るとオープン直後だったこともあり一番乗り。4人がけのテーブル席に案内していただいた。
少し勘違いしていたのだが、偏愛食堂は偏人本人が特別な作るのではなく、偏人が選んだ飲食店がオススメの店舗を誘致するという企画だったようだ。
今回餃子の偏人・塚田さんが紹介するのは、「LIU‘S gyoza~劉さんの水餃子~」 神田にある水餃子の専門店。行ったことがなかったお店なので気持ちが高まる。

【週替わりランチセット】水餃子三種盛り合わせ(¥1,800円)とお店のオーナー田端さんオススメの白ワインを注文。
この三種はその日によって合計8種類の中から決まるそうだ。(塩水のウニの水餃子、活!車海老の水餃子、旬の白身魚の水餃子、ハマグリの水餃子、旬のイカと帆立貝の海鮮水餃子、松坂ポークとピーマン、椎茸の水餃子、ほうれん草と松坂ポークの水餃子)
この日は旬のイカと帆立貝の海鮮水餃子、松坂ポークとピーマン、椎茸の水餃子、旬の白身魚の水餃子とのこと。

テーブルの情報量が半端ない。紙芝居やってたかなくらいの量がある。食事中に全て読み切るにはかなりの速読能力が必要そうだ。
一つずつ読んでいこうと思ったのだが、店主の田端さんがわざわざテーブルに来てくださり、色々とお話を伺うことができた。
表参道にあったチャイナサーカスの後に作ったお店が今のLIU‘S gyozaだったことや、お料理を作っている劉さんのこと、ぐるナイのゴチの収録のことなど。

どの話も楽しかったのだが、その中でも一番印象的だったのは田端さんの素材へのこだわり。
年に何度か美味しいものを求めて食材探しの旅に出るという。現在お店で使っているお塩とお醤油も食材探しの旅で出会ったものだそう。
塩は田野屋塩二郎の太陽結晶塩。大量生産の塩と違い、完全天日干しで人の手だけで作られる。今では白いダイヤとも呼ばれるているそう。少し舐めさせていただいたのだが、ミネラル感とその奥にあるコクが普通の塩と大きな違いを感じた。こんな塩、いやお塩、お塩様を使った餃子なんて美味しいに決まっている。
そしてお醤油は小麦を全く使用していない大豆100%、木桶で丸3年じっくりと熟成させた丸又商店・杉桶天然醸造 尾張のたまり。こちらも舐めた瞬間に口の中に広がるコクと旨味は他の醤油とは比べものにならないものだった。

田端さんと話していたらあっという間にお料理が完成。
3色の美しいお皿に盛られた水餃子は白く揺れる湯気の中で光輝いている。包み方も餡に合わせて変えているところにこだわりを感じる。


白身魚の水餃子は淡白だけど力強さがある。味の密度が詰まったスズキが口の中でほろほろ崩れていく。つるんと滑るような皮の香りも非常に良い。これは何も調味料をつけないでいただくのがおすすめだ。
一緒に出してくれた白ワインと非常によく合う。最高。この時点でお昼以降仕事する気は失せてしまった。


イカと帆立貝の回線水餃子はイカと帆立貝の強い旨味が炒り卵によく染み込んでいる。卵に対して弾力ある二つの食材の相性が非常に良い。
これは確かにお肉に混ぜるよりも炒り卵に混ぜるほうが味が染み込みやすく邪魔しないため断然良いのだろう。これもうまい!

松坂ポークとピーマン、椎茸の水餃子は少量の豚肉にたっぷりのピーマンと椎茸が入っている。お肉というよりもピーマンと椎茸が主役になっている餃子だ。
今回は定食なのでお漬物とご飯が付いてくるのだが、水餃子とご飯を一緒に食べた経験がなかったので、ご飯が丸々残ってしまった。もちろんご飯も残さず食べたが水餃子×ご飯って不思議な組み合わせだ。


まだまだ食べられそうだったので、追加で車海老の水餃子、松坂ポークとほうれん草の水餃子をいただいた。
衝撃だったのは車海老の水餃子。エビの味噌とズッキーニを混ぜ合わせたものをぷりんぷりんの海老と一緒に包む。濃厚な海老味噌がたまらなく美味しい。個人的にはこれが一番好きだった。

お値段は全体的に少し高めだけど、どれも食べる価値のある一品だと思う。こだわり抜いた素材のことを考えると決して高くないのではないだろうか。それをしっかりと味が証明してくれる。たまにはデパートの上でゆっくり贅沢ランチもありだなぁ。デパートはやはり私にまた一つ新しいものを教えてくれたのであった。
最後に店の前で仲睦まじく肩を組んで撮影する店主の田端さんと劉さん。(大事なのれん隠れちゃってますよっ!!)
ごちそうさまでした。次はウニを食べに行こうっと。


店舗基本情報
店名:西武渋谷店 偏愛食堂
電話番号:なし
住所: 東京都渋谷区宇田川町21-1
アクセス:
渋谷駅より徒歩5分
URL:https://www.ticketport.co.jp/lp/henai/
営業時間
午前11時~午後8時
定休日
なし

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