田町の亀喜。ガクログ3.7。
亀喜は慶應生とサラリーマンで連日連夜賑わう慶応仲通り商店街にある。
いつもこの付近でご飯を食べる時は”名前のない餃子屋さん”に行くのだが、この日は残念ながら臨時休業。
予定を変更して以前、巨大オムライスをいただいたことがある亀喜さんに行こうと思いついた。
3年ほど前に一度行ってオムライスが食べ切れなくて半泣きで帰ってきた苦い思い出があってから敬遠していた。
オムライスじゃなくて餃子と炒飯なら食べれるのではないかとリベンジすることにした。
店内に入ると笑顔が素敵なお母さんが出迎えてくれた。
時間が18時と少し早いこともあり、お客さんは私しかいなかったので4人がけテーブルに通してもらった。
お父さんは厨房の前の椅子に座ってタバコを吸っていて、結局私が入店しから帰るまで微動だにしなかった。
距離はあれど、私が顔を上げるたびに目があってにっこりと微笑んでくれるのであった。
たまに手を叩くと動き出すお人形さんみたいでとても可愛かった。持って帰りたくなったくらいだ。
メニューを見ると餃子がなんと750円。都内屈指の高さ。
ただ餃子を愛する者として食べないわけにはいかない。
私は餃子のために毎日働いているようなもんだ。
どんな長時間労働でもパワハラ上司に怒られていようと、その日に食べる餃子のことしか考えていない。
どんな状況でも餃子のことを思うと耐えられるのだ。
そう、私は餃子の奴隷!
意を決して750円の餃子と半炒飯を注文した。
半炒飯にしたのはケチったわけではない。純粋に食べきる自信がなかったのだ。
半炒飯:300円
しばらくして半炒飯が到着。
あれ、半炒飯にしては量が多い。茶碗2杯分くらいある。これもはや“半”ではない。
これが300円とは相当安い。
そしてなぜか茶碗の下にコーヒーカップのソーサーみたいにお皿がひかれている。なんてオシャレな炒飯なんだ。
そのため、食べるときは下のお皿ごと口に近づけて、お茶を飲むみたいに炒飯を食べた。
かなり食べにくかったが、これが亀喜流の食べ方なのだから仕方ない。
炒飯の味も食感もはかまぼこの存在感がとても強かった。
私は焼豚の存在感が強い炒飯の方が好きなのだが、このかまぼこ炒飯もたまには良いかもしれない。
餃子:750円
続いて餃子。
お皿からはみ出すくらい大きい餃子が5つ。ムラのない焼き加減から技術の高さが伺える。
ひっくり返すと肉餡がパンパンに詰まっていることがわかる。素晴らしい。
皮は厚めでもっちり系。焼き目がついている部分がサクサクで美味しい。
肉餡は見ての通り、かなり味が濃い目になっており、酢胡椒で食べるのがちょうど良い。
鶏がらスープをベースとした味付けにニンニク、生姜が特徴的。かなり好き。
ちなみに餃子についてきたのか、炒飯についてきたのかわからないが、スープが非常に美味しかった。
ネギが散らされた醤油ベースのスープはかなりオイリーな分、最後まで冷めずに飲むことができる。
今度ラーメンも食べてみたくなるほどの美味しさだった。
お会計の際に、お母さんが半炒飯は下のお皿に出して食べると食べやすいよと教えてくれた。
お母さん!それ食べる前に教えてね!それ飾りだと思ってたよ、俺。変な食べ方してたよ。
でも美味しい餃子と炒飯で腹パンで大満足!
亀喜は田町のデカ盛りうますぎ中華なのであった!
店舗基本情報
店名:亀喜
電話番号03-3451-7673
住所:東京都港区芝5丁目26-3
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13048109/
営業時間
[月~金]
11:00~13:30、16:00~21:30
[土]
11:00~13:30
定休日
日曜・祝日振替の月曜
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