上野の晴晴飯店。ガクログ3.5。

上野で大人気の中華料理屋さん。ランチには行列ができるほど。
最近ではマツコの知らない世界に登場したこともあり、さらに人気に拍車がかかっている。
お店は上野駅の入谷口から徒歩2分くらい。繁華街からは少し離れている。
外観の写真を撮っていると店員さんがお店の外に設置された冷蔵庫から餃子をちょこちょこ取り出していた。
なかなか外に冷蔵庫を設置しているお店はないので、初めて見る光景に少し感動してしまった。

お店に着いたのが、木曜日の夜20時頃であったが、運よく予約なしで入ることができた。
店内は所狭しとテーブルと椅子が並び、店員さんも多めなので人口密度がかなり高い。なんというか本場中国の熱気のようなものを感じる。
ふと、上を見上げると扇風機が可愛いお洋服？を着ている。これ必要？そして、この布は一体なんだろう。傘？スカート？パンティ？ちょっとエロい。うちの扇風機にも着せてあげたいなー。

メニューを見ていると店員さんがやってきて、色々と説明をしてくれた。
カタコトで半分くらい聞き取れなかったのだが、店員さんのオススメはプレミアム麻婆豆腐と汁なし担々麺、李姐餃子ということは聞き取れたので、そのまま注文した。

プレミアム麻婆豆腐:1,080円

まずはプレミアム麻婆豆腐が到着。
こちらのプレミアム麻婆豆腐は普通の麻婆豆腐とは違い、牛肉のひき肉を使っているらしい。
色がとても濃厚で、麻婆豆腐の上に大量の花椒がかけられている。
とてつもなく辛いのだろうと思って覚悟して食べてみると思ったほど辛くない。
それよりも花椒の鼻を抜けていくような香りと、牛肉の深いコクが印象的。
程よい辛味と豆腐の柔らかな食感が美味しくて、白米にぶっかけて食べたくなった。
この普通の麻婆豆腐とは違う味わいは確かに中毒性がありそうだ。晴晴飯店のファンが多いのも納得だ。

李姐餃子:550円

李姐餃子は口に入れた瞬間、目を瞑るとそこは四川だった。
成都の屋台で水餃子を食べている自分の姿がはっきりと見えた。
チャイナ服を着た女性たちが脇を通り過ぎていく。
一人の女性が私の前に座り、一緒に餃子を食べ始めた。
なんて美しい光景なんだろう。四川最高…..
「おい、おいっ」
男の呼び声で目を開けると、爪楊枝でシーシーしているおじさんが座っていた。
あ、私は上野で友人(おじさん)と中華を食べているんだった。すぐにリアル四川から上野に引き戻された。
それにしてもこの水餃子はジューシーで肉肉しさがあってうまい。ラー油と香辛料を混ぜ合わせたタレは辛味と酸味が絶妙なバランで病みつきになる味だ。

〆の汁なし担々麺は想像とは違い、少し爽やかな味だった。
もっと担々麺独特の濃厚さや、コクが欲しいところ。やはり御膳房や楊の汁なしの方が圧倒的に美味しい。

全体的に味が濃く、辛味が強い料理が多いので、がっつり飲むときには最高のお店。
結構混むことが多いので、事前に予約していくのが良いだろう。
ぜひ、行った時は扇風機が着ている謎のお洋服も見逃さないで欲しい。

店舗基本情報
店名：晴々飯店 （セイセイハンテン）
電話番号：050-5592-1418
予約可否 ：予約可
アクセス:
上野駅入谷口から徒歩3分
上野駅から274m

住所：東京都台東区上野7-8-16
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13098240/
営業時間
11:00～15:00(L.O 14:30)
17:00～23:00(L.O 22:30)
定休日
無休

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