中野のやまよし。ガクログ3.6。

やまよしは吉祥寺でカルト的人気を誇る焼肉屋さん”肉山”がプロデュースする餃子屋さん。
この日でお店に来るのは3回目。中野で一番好きなお店。(中野ブロードウェイの地下街にある”また明日”も好き。)
最初のきっかけは、以前吉祥寺の肉山に行った際に運良く餃子を食べることができ、その味に感動していたら店員さんが教えてくれたのであった。

お店は中野駅から5分くらい歩いたところにある。以前ジンギスカンの名店であった”神居古潭”の店舗をそのまま使っている。
外の茶色をベースとした赤緑青のカラフルなモザイク柄で前店舗の看板を覆っている。一部分だけ木材が剥がれており、そこから以前のお店の残存を見ることができる。何より”神居古潭”の看板をそのままつけているのは前店舗への計らいなのだろう。

店内一階はカウンター席のみで二階にはテーブル席が2つ用意されている。私のタイミングが悪いせいか、いつ行っても２階席が埋まっていて1階のカウンターに案内されてしまう。男4人で横並びで座って食べていた時は牛丼屋さんにいるのかなという錯覚に陥ってしまった。
私と友人は着席してすぐにビールを注文。プレミアムモルツ一択。これは肉山と同じだ。プレモルは比較的味が薄いので、台湾ビールや青島などのアジアのビールに味が近い。個人的にはプレモルは味の濃い餃子に合うので嫌いではない。
餃子はにく餃子とやさい餃子を注文。

餃子専用の焼き機があるわけでも鉄鍋があるわけでもなく、テフロンのフライパンと揚げ物用の鍋のみ。そのため一度に焼ける餃子の量は限られている。
これを２階建ての店内をホール、ドリンク、調理全てをワンオペでこなすのはかなりハードだ。それだけではなく、お店の外では待ちまで出ている。
私だったらパニックになってしまうことだろう。大学生の時にコンビニで夜勤のバイトをしていたのだが、深夜2時過ぎに業務過多でパニックになり、24時間営業だったコンビニの電気を1時間ほど消してしまったことがある。翌日、私は当然ながらクビになった。そんな私には絶対にできないオペレーションだ。リスペクト！

そんなことを考えているうちに餃子が到着。注文してから10分くらいだろうか。
餃子のサイズは普通サイズ〜やや小さめくらい。
いつも良く焼きで出てくるのだが、この日は少し焼きが甘め。縁に焦げが残っている程度。
お箸でつまむと肉餡がパンパンに詰まっているのがよくわかる。
肉汁ジュワッと系ではなくて、噛みしめると肉の旨みがジワ〜と口の中に染み渡る。めちゃくちゃうまい。
結構粗めの挽肉を使っているので、豚肉の味がしっかり残っていて食べ応えがある。
何より餃子自体に脂っぽさがなく、少し肉山の赤身肉を噛みしめている感覚と似ている。肉本来の味を味わう餃子なのだ。
9:1くらいの割合でお肉中心の肉餡なのだが、たまにシャキッとしたレンコンの食感も変化を生み出してくれる。
久しぶりに肉の旨味を全力で楽しめるタイプの餃子だ。最高。

お次はやさい餃子。
先ほどのにく餃子よりも焼き目が美しい。
やさい餃子も肉餡はパンパンに詰まっており、緑のボディが透けて見える。
野菜はおそらくネギ？、ニラ、セロリ、しいたけ。旨味と香りの強い具材がお肉同様に粗切りで混ぜ込まれている。
先ほどのにく餃子よりもシャキッと食感が軽く、香りが良い。こっちもうまい。

手羽餃子。
手羽餃子は結構居酒屋とかで食べられるのだが、意外と餃子専門店で出しているお店は少ない。
確かに餃子に使わない手羽を仕入れたり、揚げ物が増えたりととにかく手間がかかるので納得できる。
それでもやまよしが定番メニューとして提供していることに強いこだわりを感じる。
こんがりと美しく揚げられた手羽が2つ。輝いている。
カリカリの皮の中にジューシーな肉厚の手羽に肉餡びっしり。これは最高。
無限に食べれる。うますぎー！

最後はシソ水餃子。
こちらはうっすらラー油をかけて食べるのが美味しかった。
食感も良い。

友人とビールを２杯ずつ飲んで、この日は退店。
お店の外には2組ほど待ちが出ていた。さすがは人気店。
私の周りにやまよしのファンが多いのも改めて納得。
今日は食べていないのだが、ラムパクチー餃子も美味しいのでオススメ。
いつかTシャツやマグネット、文鎮などのセンス抜群のやまよしグッズを手に入れたいところだ！

店舗基本情報
店名：中野餃子 「やまよし」
電話番号：不明
予約可否 ：不明
アクセス:
中野駅から317m
住所：東京都中野区中野5-55-9
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13208420/
営業時間
16:00～24:00 （L.O.23:00）
定休日
月曜日

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