東武練馬の幸楽。ガクログ3.8。

東武練馬の幸楽。ガクログ3.8。

町中華好きな人におすすめのお店がある。決して有名でも人気なわけでもないが、私がとても好きなお店。
週8日どこかで中華を食べている私のおすすめなので世界ふしぎ発見!の黒柳徹子くらいは信頼してもらって良いだろう。初めて訪問した時、あまりの美味しさに驚いて昼も夜も、そして次の日も行ってしまった。それが東武練馬駅から徒歩5分くらいのところにある中華料理幸楽だ。
お父さんが26歳の時からずっと守り続けたお店は今年で創業44年目になる。哀愁漂うアーケード街に黄色い看板。しっかりと手入れされた店外ディスプレイを横目に引き戸をガラガラと開いて中に入るとお父さんとお母さんが暖かく迎え入れてくれる。二人の表情と雰囲気、鍋を振るうお父さんの背中と音、磨き上げられたステンレスと清潔な店内。美味しい町中華の特徴をしっかりとおさえている。(ちなみに私調べの素敵な女性の特徴はよく食べ、よく笑い、よく寝る子。) こちらのお店に初めて行く時はスマホはポケットにしまって、五感で幸楽のすべてを楽しんでいただきたい。

幸楽では是非カウンター席に座って餃子と炒飯と瓶ビールを頼んでほしい。通称餃チャビー。ここに幸楽の良さが詰まっていると言っても過言ではない。

よく手入れされた鉄板で焼き上げられる餃子はいつだって完璧な焼き目。
噛み締めるとまず初めにキャベツの甘みが舌を撫で、続いてお肉の旨みと脂が口に広がる。そこに華を添えるような生姜とニンニクの香り。その余韻を楽しんで流し込むキンキンに冷えたビール。まるでオーケストラの演奏のように一つの餃子の中でストーリーがしっかりと完結している。これ以上の幸せはなんて私は知らない。

炒飯はお父さんの手を抜くことのない丁寧な鍋振りにより、お米一粒一粒に火が入り、魂が乗り移る。チャーシューとナルトが味のベースとなるとともに食感に変化を加える。口の中に広がる絶妙な塩気とコクがたまらなく旨い。最後まで飽きることない不思議な炒飯。隠し味はお父さんの愛情だろうな。

ごちそうさまをしたところでお母さんがメロンを出してくれた。常連さんにもらったけど食べきれないから良かったら食べてよって。こんな素敵なサービスができるのは町中華ならではなかろうか!お母さんの心意気が本当に嬉しい!私は苦手なメロンから味が出ないようになるべく噛まずに丸飲みして店を出るのであった。次はメロンではなくトップスのチョコレートケーキが出てきますように。

食べログ3.2?そんな評価気にしないで私を信じて行ってみてほしい。これこそが日本が誇る貴重な町中華だ!幸楽大好っき!


店舗基本情報
店名:幸楽 (こうらく)
電話番号:03-3937-0154
予約可否 :予約不可
住所: 東京都練馬区北町2-17-15
アクセス:
東武練馬駅南口徒歩5分
東武練馬駅から173m
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1322/A132203/13062866/
営業時間
11:00~21:00
定休日
土曜日

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