浅草の馬賊。ガクログ3.8。

浅草の馬賊。ガクログ3.8。

この日は昼からホッピー街に飲みに行くため、浅草に集合した。
浅草線はつくばエクスプレスと銀座線、浅草線があるのだが、駅と駅がかなり離れている。
混んでる浅草を歩いて別の浅草線の駅にいる友人と待ち合わせるのはかなり気が滅入る。
その絶望感は秋津、新秋津の終電間際の乗り換えのソレに似ている。



ホッピー街に行く前にまずは馬賊で腹ごしらえすることに。
馬賊は手打ち麺の元祖と呼ばれており、運が良ければ店頭で麺打ちしている姿が見ることができる。
店頭で見ているだけでとんでもない音が聞こえてくるのだが、店内に入るとその音は10倍くらいの大きさになる。
バタン!!バタン!!バタン!!
最初は音に驚いてスープを吹き出してしまうくらい。
しばらくその音を聞きながら遠い記憶の何かの音に似ているなぁとずっと考えていた。
バタン!!バタン!!バタン!!
あ、これ夏休み前の終業式とかに貧血の女の子が体育館で倒れる時の音に似ている。なつかしい。
この麺打ちが40年以上続けられているというのには驚きと尊敬だ。




手打ち餃子 (5個):500円

そんなことを考えているうちに餃子が到着。
焼き目は香ばしくこんがりきつね色に焼き上がっている。美しすぎるではないか。
餃子の皮も手打ちで作られており、サクサクカリカリ感がとにかく美味しい。
モチモチではない固めのタルト生地のような新しい歯応えだ。
肉餡はミンチされているタイプであるが、煮干しの出汁が入っているだろうか。普通の餃子の餡とは違う味がする。
不思議な味ではあるが、どんどん癖になってきて最後まで何も付けずに間食。かなりうまかった。
ビールとともにもやしや餃子のスープのサービスも嬉しい。何よりそれらの料理も手をかけて作られているので非常に美味しい。


馬賊の餃子はとにかく皮が美味しかった。煮干しのような特徴的な肉餡も癖になる。
今度は餃子や焼売、チャーシューをアテにビールでやった後、〆にラーメンを食べて帰るのもいいかもしれない。
サクッと食べてサクッと飲んで帰る。これが浅草スタイルだ。
帰るのが面倒臭いと言ってダラダラ長居してしまうのも浅草スタイルかもしれない。
浅草はなんでも許容してくれる包容力のある町だ。
馬賊さんめちゃくちゃ美味しかったです。


店舗基本情報
店名:馬賊 (ばぞく)
予約:03-3841-6002
予約可否 :不可
住所:東京都台東区雷門2-7-6 豊田ビル 1F
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003665/
営業時間
11:15~20:30
日曜営業
定休日
無休

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