神保町の成光。ガクログ3.7。

神保町の成光。ガクログ3.7。

神保町はカレーと古本の町と認識している人が多いと思うが、実は餃子もアツイ。
よく神保町餃子ツアーと題して友人と来ることがあるのだが、私が2軒目で必ず紹介するのがここ成光だ。
町中華好きにはしびれる店構えで、赤を基調とした外観がとてつもなく渋くてかっこいい。
お店の目の前に自販機を置いちゃってるところとかも面白くて町中華っぽい。

ガラガラガラと引き戸をスライドさせると年季の入った赤いテーブルや手書きのメニューなど店内もノスタルジック全開。
そしてガコーンガコーンと中華鍋が振られている音がリズムよく聞こえてくる。
この中華鍋と五徳、中華おたまがぶつかっている音だけで炒め物が美味しいのが伝わってくる。
メニューもかなり豊富な上に一つ一つのお値段が安い。
ほとんどのお客さんが半炒飯ラーメンセットを頼むのだが、私は瓶ビールに厚切り焼豚、餃子、チャーハンを頼む。これが最高だ。
厚切りと薄切りの焼豚がそれぞれメニューにあるが、断然”厚切り”がおすすめだ。

厚切り焼豚は口の中で程よい弾力があり、噛むとホロホロと崩れ、味がぐっと染み出してくる。
脂身は甘みがあり、舌の上でとろけ出す。

少し控えめに置かれているカラシがこの焼豚にはよく合い、お肉の美味しさをさらに引き立てる。
直感的にこの焼豚が入っている炒飯は間違いなく美味しいと確信できる。
このとてつもなく旨い焼豚はビールのお供としては、これ以上のものはないだろう。

炒飯の見た目はいたって普通でやや強めに火が入っている感じ。
お米をレンゲいっぱいにすくい上げてかぶりつく。
一気に口の中が”もわっ”とするくらいラードがかなり強めに効いており、お米がラードのコーティングで一粒一粒がしっとりしながらもパラパラとした食感に驚く。
やはり先ほどのチャーシューの旨味が全体の味のレベルを一気に引き上げており、特に脂身の部分が炒飯の熱で溶けることによってさらなる旨味とコクを生み出している。
めっちゃくちゃうまい!!!夢中すぎて食べ終わるまで呼吸してなかった。

醤油ベースのこってり炒飯でかなり好き。
これぞ、町中華という最高の炒飯である。

餃子は大きめ。
ヒダが8つも綺麗に織り込まれ、びっしり皮が閉じられているところからご主人の丁寧な仕事を伺える。
野菜のシャキシャキもうまく残していて、甘みを強く感じる。蒸し野菜のような甘みだ。
野菜中心なので大きさの割には軽めでサクサク食べれてしまう。あっという間に完食。
炒飯がかなりコッテリなので餃子は酢胡椒でさっぱり食べるのがちょうど良い。

成光は店構えから料理まで、これぞ”町中華”というお手本のような存在だ。
神保町はスヰートポーヅから始まり、成光、三幸園、北京亭と中華の名店が数多くある餃子の聖地になりつつある。
神保町に来ると胸がドキドキするのはもはや恋なのかもしれない。
神保町の恋する独身31歳。万歳!


店舗基本情報
店名:成光 (なりみつ)
電話番号:03-3261-6030
予約可否 :不明。ただテーブルに予約席が。
住所:東京都千代田区神田神保町2-23
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13011355/
営業時間
[月~金]
11:15~15:00/17:00~21:00
[土]
11:15〜14:00
定休日
日曜日、祝日

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