亀戸の亀戸餃子。ガクログ3.8。
餃子好きで知らない者はいない。餃界のレジェンド店の一つ、亀戸餃子。
お店は一度ボヤでもあったのではないかと心配になるほどの黒い煤が屋根の方向に伸びている。餃子の生きてきた証とも呼べるだろうか。そこに大きなロマンを感じる。今からその偉大な地に足を踏み入れる。自然と気持ちが引きしまる。
これより我ら修羅に入る。仏と会えば仏を斬り、鬼と会えば鬼を斬る。そして餃子に会えば餃子を食う。そんな決意をして暖簾をくぐった。
店内はコの字型のカウンターと小上がりのテーブル席。私はカウンターの奥にピットイン。メニューは餃子と飲み物のみ。本物の餃子専門店だ。瓶ビールはあさひぃ〜すぅぱぁ〜どぅらぁい。ビールがくるのと同時にカラシが塗られた小皿が登場。玄人は餃子が出てくるまでカラシをつまみにコップ一杯のビールを流し込み、口の中を整える。
ここで亀戸餃子のルールを説明しよう。
お店の掟として1人二枚以上食べなくてはいけない。ちょっと心配に思う女子たちがいると思うが、私の経験上どんなに少食な女子でも二枚はペロリで、気付いたら7,8枚と食べていることもあるので安心してほしい。
そして餃子は常時焼かれているので、常におかわりの有無を聞かれる。自分のペースで食べれば良いので、一休みしたい場合は一度パスして次の焼き上がりのタイミングで頼むのも良い。私の場合は常に一皿ストックして、常に餃子を切らさないようにしている。あと食べ終わってるのにダラダラ居座るのは良くない。サクッと食べてサッと帰る。これが亀戸餃子の食べ方だ。
熱々の餃子とご対面。思わず”お疲れ様です”と挨拶してしまうほどに貫禄がある。まん丸のお皿に小ぶりの餃子が5つ。ここでオススメの食べ方は常に餃子を一皿ストックしておき、食べ頃の温度になるまで休ませるのだ。熱々をどんどん口に頬張り、お皿を重ねていくのが亀戸餃子の醍醐味でもあるのだが、ちょっと温度が落ち着いているくらいがより餃子の味を感じることができる。(待ち食い) 薄皮の中には野菜たっぷりの餡。強いキャベツの甘み、ニラとニンニクの華やかな香り。これはもはやご飯ではない、スイーツだ。餃子専門店ではなく、スイーツパラダイスに来ているんだ。最初は調味料なしで楽しみ、途中から自家製ラー油をつけ始めて、最後はカラシ醤油でいただく。まるで壊れたゼンマイのおもちゃのように右手の餃子と左手のビールを交互に口に運び続け、気付いた頃には何枚にも積み重なるお皿と瓶ビールの空き瓶が目の前に並んでいた。いかんいかん気を失っていた。これぞ最高の幸せ。
国産の食材にこだわり、創業以来その日の餃子はその日に包み、その日に食べきるというスタイルには頭が下がる。毎日お店には老若男女問わず餃子が食べたい人が列を作っている。”有吉くんの正直さんぽ”に登場して有吉さんが絶賛していたのは嬉しかった反面、これ以上混んだら嫌だなぁと思いながらも、私もその列に加わるのであった。惚れた、腹の底からほれたぞ、亀戸餃子!
ps.午前11時からオープして、だいたい18時くらいには餃子がなくなり閉店するので注意が必要。
店舗基本情報
店名:亀戸餃子 本店 (カメイドギョウザ)
電話番号:03-3681-8854
予約可否 :不可
アクセス:
亀戸駅から126m
住所:東京都江東区亀戸5-3-4
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13003078/
営業時間
11:00~18:30
餃子がなくなり次第終了
定休日:無休
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