池袋の東亭。ガクログ3.9。

一億年と二千年前から行きたかったお店。八千年すぎた頃にはもっと食べたくなってた。東亭は火曜日の11:30〜14:00しかオープンしていない。火金の16〜18時はテイクアウトのみ可能だが、焼いた餃子が店内で食べれるのは火曜のランチのみなのだ。実は今まで3回ほどチャレンジしたが、営業時間の変更や臨時休業によって涙を飲む結果が続いた。そして今日は事前に営業日をチェックして10:20にお店に到着。私は前から6番目だった。私の前後のお客さんはマスクなしでずっと咳き込んでいた。コロナが気になる今日この頃、席に怯えながら、時に息を止めてオープンまでの1時間を耐え凌ぐのであった。あ、そういえば行列の5番目、6番目(私)、7番目、、567、コロナだ。
10:30には9名。10:40には13人。10:55には25人。どんどん行列が伸びていく中、11時頃から突如尿意に襲われた。30分この尿意に耐えなくてはならない。迫りくる尿意。押し寄せる尿意。圧倒的尿意。お店に入るまで耐えるんだ。ここで抜けたら行列の後ろに並び直さないといけないぞ。歩き出す時、立ち上がる時、座る時、チャックを下ろす時注意が必要だ。体勢を変える瞬間が一番漏れやすいのをわかっている。漏らしちゃう時はいつもそういう瞬間だ。みんなには列に並ぶ前に用を済ませることをおすすめする。

オープンと同時に順番に入場し、普通はそのまま着席なのだが、私は荷物だけ置いてトイレに直行。九死に一生を得た。席の順番にメニューを伝えていく。6割くらいがミックスでそれ以外が餃子定食という感じだろうか。餃子の1.5倍や水餃子を追加で頼んでいるお客さんもいた。私はミックス定食。もともと餃子定食にしようと思っていたのだが、並んでいる間に偶然友人が通りかかり、神の教えのようにシュウマイが美味しいよと教えてくれたのであった。

お父さんが大きな鉄鍋の上に餃子を並べていく。ぱちぱちという音を聞きながら鍋をゴトゴト微妙に回して焼き目を整えていく。ぱちぱちゴトゴト。みんなが同じ音を聞きながらその焼き上がりを待っている。ぱちぱちゴトゴト。おや、お皿を並べ始めたぞ。そろそろできるかな？いつの間にか絵本のような語り口になってしまったが、それくらいみんな童心に戻って餃子を待っていたのであった。

そしてついにミックス定食が注文。なんて綺麗なんだ。ずっと君に会いたかったんだよ。やっと会えたね。君を知ったその日から僕の地獄に餃子は絶えなかった。
独特な形のお皿の上に餃子とシウマイが美しく収まっている。現在割と真面目に玄関マットを作りたいと思っているほど美しい。欲しい方いたらコメントください。
餃子は大ぶりで箸で持ち上げるとしっかりと重量感がある。それもそのはず中には肉餡がパンパン。野菜が粗切りされていてシャキシャキとしていながらもお肉の旨みもしっかり出ていて、噛みしめるごとに口の中で甘みと旨みがジュワッと広がる。ニンニクの風味も程よくて調味料は不要。これこそが本当にうまい餃子。
シューマイも肉の密度と粘度が高い。お肉のおいしさがダイレクトで伝わってくる。こちらはお醤油とラー油をつけていただいた。友人が教えてくれたように餃子にも引けを取らない美味しいシュウマイだ！

いやー、行列ができるのも納得のうまさ。そしてお客さん一人一人にありがとうございますと伝えるお父さん。お父さんのお客さんに対する感謝の気持ち、人気になっても謙虚な気持ちはどんな職業の人でも見習わなければならない。1973年創業、今年で37年目。お父さんの人柄あってからこそここまで長くやってきているのであろう。後継者はいるのかな？いつまでも続けて欲しい伝説のお店。ここの餃子を食べていればコロナなんて怖くない！
12:30頃お店を出ると35人の大行列が出来上がっていた。１回転だいたい1時間だとすると3回転が限界かな。だから12:30までには何としても並んでおいたほうが良いだろう。餃子好きなら一度は行くべきお店だ。

店舗基本情報
店名：東亭 （アヅマテイ）
電話番号：03-3985-5659
予約:不可
アクセス:
ＪＲ山手線ほか【池袋駅】東口　徒歩12分
東京メトロ丸ノ内線【池袋駅】徒歩12分
向原駅から627m
住所：東京都豊島区東池袋2-50-13
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13008958/
営業時間
当面、火・金のみ
夜　16:00～18:00（テイクアウトのみ）
4月から火曜のみランチ営業
11:30～14:00(L.O13:30)
定休日:日・月・水・木・土

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