高円寺の福利亭。ガクログ3.4。

この日は友人と高円寺をぶらぶらと散歩している時に怪しいお店を見つけた。福利亭。
お店の看板は堂々と中国語で書かれており、日本人には理解できない。
ウィンドウにはメニューがベタベタと貼られて中の様子は見ることができない。
料理の種類が多く、値段も少し安すぎるように感じる。
また、お弁当のカウンター越しに見える厨房はお世辞にも綺麗とは言えない。
経験上、私は少し危険な香りを察知していたが、お腹が限界まで空いていた友人が歩行を拒否したので入ってみることにした。

店内に入るとお客さんは我々しかおらず、厨房とホールは出前のお弁当の用意で大忙しの様子であった。
お昼の時間帯は来客よりもお弁当の出前が中心なのか。また少し期待が下がる。
中国人の女性店員さんが案内してくれたテーブルにはすでにゆで卵が4つ置いてあった。
ランチタイムはゆで卵とサラダが食べ放題だと言う。

私は餃子と豚バラ肉チャーハン、友人はラーメンを注文。
お腹ぺこぺこの友人はラーメンが来る前にテーブルの上にあった4つのゆで卵を完食していた。どんだけ食うんだよ。
私はその間にサラダを食べてみたのだが、普通のサラダでごまドレッシングが美味しかった。無料なのは嬉しい。

まずは豚バラ肉炒飯が登場。
卵のみのシンプルな炒飯の上に、濃厚なタレを纏った3枚の大きめの豚バラ肉が載っている。
中華系の角煮特有のスパイスガンガン系のタレではなく、醤油と山椒が効いた日本人好みのタレがシンプルな炒飯に混ざっていてとてもおいしい。
豚バラ肉は少し食べ応えがないが、料理全体としてはとても美味しかった。

お次は餃子が登場。
焼き目が特徴的。グレーっぽい、細かい粒子がびっしり。どうやったらこんな焼き目になるのだろうか。
実際食べてみると焦げかすのような苦味は一切なく、普通の焼き目と変わらない味と食感だったので、一安心。
肉餡も想像以上にしっかりと包み込まれており、塩ベースの味付けで五香粉の香り付けがされている。
餃子の意外な美味しさに驚きだ。

友人はラーメンを食べながら苦しそうな顔をしていた。
当たり前だろう、お前はラーメンを食べる前にゆで卵を4つ食べたのだから。
彼のラーメンの上にはこれ以上食べたくないであろうゆで卵が載せられていた。あーめん。

料理は美味しかったのだが、食事中ずっと数匹のハエが飛び回っていたのが気になっていた。
特に友人の周りにハエが多く発生していて、アフリカの貧困地域の子供が食事している映像のようになっていた。
なん福利亭はあんなにもハエがあんなに多かったのだろうか。とりあえずドアを閉めるところから始めた方が良さそうだ。
でも強豪ひしめく高円寺の中でも状況次第では選択肢に入りそうなお店だった。

店舗基本情報
店名：福利亭
電話番号：050-5799-7032
予約可否 ：予約可
アクセス:
地下鉄丸ノ内線 新高円寺駅 1番出口 徒歩3分
新高円寺駅から359m
住所：東京都杉並区梅里1-18-12
URL：https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13179480/
営業時間
11:00～14:00 17:00～24:00
定休日
無休

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